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東京マーケットダイジェスト・26日 円荒い値動き・株安

スポット
ドル円:1ドル=147.71円(前営業日NY終値比▲0.09円)
ユーロ円:1ユーロ=171.94円(△0.24円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1641ドル(△0.0023ドル)
日経平均株価:42394.40円(前営業日比▲413.42円)
東証株価指数(TOPIX):3071.99(▲33.50)
債券先物9月物:137.36円(▲0.14円)
新発10年物国債利回り:1.620%(△0.005%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>  <前回発表値>
7月企業向けサービス価格指数
前年同月比   2.9%    3.2%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は行って来い。朝方からじり高となり9時過ぎには一時147.88円まで上昇したものの、昨日高値の147.94円には届かず、トランプ米大統領が自身のSNSでクック米連邦準備理事会(FRB)の解任通知書を掲載すると一転下落。FRBの独立性が危惧されたほか、デジタル課税・規制などを撤回しない場合、追加関税や輸出制限措置を警告したことも嫌気され、一時146.99円まで急落した。
 もっとも、147円割れでは押し目を拾いたい向きが多く、一巡後は買い戻しが優勢に。「クックFRB理事が解任の正当な理由はなく、辞任しないと明言している」とワシントンポスト紙が報じたことも支えに147.89円まで切り返した。

・ユーロドルは上値が重い。クックFRB理事の解任でドル売りが活発化すると一時1.1660ドルまで買い上げられた。もっとも、ドル売りが一服すると次第に上値が重くなり、クックFRB理事が解任に異議を申し立てると1.1610ドル台まで上げ幅を縮めた。仏政局不安が高まるなか、ロンバール仏財務相が「政府が崩壊した場合にIMF(国際通貨基金)が介入するリスクを避けたいが、そのリスクが存在しないと装うことはできない」と発言したことも嫌気されたか。

・ユーロ円は下値が堅い。日経平均株価が670円超下落するとリスク回避の動きからクロス円は総じて売られ、ユーロ円は一時171.33円まで下落した。もっとも、株価が下げ渋り、ドル円が反発するとつれる形で172.00円まで持ち直した。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反落。昨日の米国株が下落したほか、米大統領によるクックFRB理事の解任が投資家心理の悪化につながり、指数は一時670円超下落した。もっとも、一巡後は押し目買いが入り下げ幅を縮めた。

・債券先物相場は3日続落。FRBの独立性への懸念から時間外の米国債が売られた影響を受けた。


(越後)


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