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中国株サマリー(5日)

市場概況
4日ぶり反発で3800ポイント回復、政策期待などが支え

 5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。終値は前日比1.24%高の3812.51ポイントだった。深セン成分指数は3.89%高の12590.56ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆3046億5900万元だった。

 上海総合指数は安く始まった後、ほどなくプラス圏に浮上。中盤は上値の重さが目立ったが、終盤に上げ幅を拡大し、心理的節目の3800ポイントを回復してこの日の取引を終えた。米雇用統計の発表を控えて様子見ムードは強いものの、指数は前日まで3日続落し、終値ベースで8月19日以来、およそ2週間ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。また、中国政府が近く消費拡大策を打ち出すとの報道も投資家心理を強気に傾けた。セクター別では、バッテリーやバッテリー素材、太陽光発電設備、貴金属などが全面高となるなど、幅広いセクターで買いが優勢だった。半面、銀行が売られた。

 A株市場では、寧波均勝電子(600699)や金風科技(002202)がストップ高を付けたほか、紫金鉱業集団(601899)が6%近く上昇。東欧セルビアで展開する事業が同国政府の全面的支援を受けるとの見方から買いが膨らんだもよう。自社で開発した心筋症治療薬「HRS-1893」のライセンスを米同業のブレイブハート・バイオに供与すると発表した江蘇恒瑞医薬(600276)も大幅高だった。半面、中国農業銀行(601288)や中信銀行(601998)、北京燕京ビール(000729)が売られた。

 上海B株指数は1.29%高の263.30ポイント、深センB株指数は1.86%高の1340.53ポイント。

(山下)


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