スポット
(11日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.21円(前営業日比▲0.25円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.75円(△0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1734ドル(△0.0039ドル)
ダウ工業株30種平均:46108.00ドル(△617.08ドル)
ナスダック総合株価指数:22043.07(△157.01)
10年物米国債利回り:4.02%(▲0.02%)
WTI原油先物10月限:1バレル=62.37ドル(▲1.30ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3673.6ドル(▲8.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月米消費者物価指数(CPI)
(前月比) 0.4% 0.2%
(前年同月比) 2.9% 2.7%
エネルギーと食品を除くコア指数
(前月比) 0.3% 0.3%
(前年同月比) 3.1% 3.1%
前週分の米新規失業保険申請件数
26.3万件 23.6万件
8月米財政収支
3448億ドルの赤字 2911億ドルの赤字
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反落。米労働省労働統計局(BLS)が発表した8月米消費者物価指数(CPI)は概ね市場予想通りの結果となったものの、発表直後はドル買いで反応し一時148.17円と日通し高値を付けた。
ただ、8日の高値148.58円や200日移動平均線148.78円がレジスタンスとして意識されると失速した。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったこともドル売りを促し、1時過ぎに146.99円と日通し安値を更新した。市場では「米CPIの結果は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを阻止するほどの内容ではない」との声が聞かれた。
米長期金利の指標となる10年債利回りが一時3.9921%前後と4月7日以来約5カ月ぶりの低水準を付けたことも相場の重しとなった。
・ユーロドルは3日ぶりに反発。米インフレ指標発表直後に一時1.1662ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入り、一時1.1746ドルと日通し高値を更新した。
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が定例理事会後の記者会見で「ユーロ圏経済成長に対するリスクはより均衡が取れてきた」「ディスインフレのプロセスは終了した」と述べたことも相場の支援材料。市場では「ラガルド氏の発言を受けて、ECBの利下げ局面が終わりに近づいているとの見方が広がった」との指摘があった。
・ユーロ円も3日ぶりに反発。ただ、NY市場に限れば上値の重さが目立った。22時過ぎに一時173.06円と日通し高値を付けたものの、ドル円の失速に伴う売りが出ると172.51円付近まで下押しした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反発し、史上最高値を更新した。8月米CPIや前週分の米新規失業保険申請件数の結果を受けて米利下げ観測が高まると、主力株中心に買いが集まった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、史上最高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も連日で過去最高値を更新した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。8月米CPIや前週分の米新規失業保険申請件数の結果を受けて米利下げ観測が高まると、買いが広がった。利回りは一時3.9921%前後と4月7日以来約5カ月ぶりの低水準を付けた。
・原油先物相場は4日ぶりに反落。国際エネルギー機関(IEA)が公表した月報では、2025年の石油供給が予想を上回るペースで増加するとの見通しが示された。くわえて2026年の供給拡大も示唆され、世界的な供給過剰への警戒感が高まる中、原油相場は売りが優勢となった。
・金先物相場は下落。この日も時間外では持ち高調整の売りが先行。注目された8月米CPIは概ね予想に沿った結果だったが、新規失業保険申請件数は予想よりも悪い結果に。指標発表後に米長期金利が低下すると、利回りを生まない金にも買い戻しが入った。もっとも、3680ドル超えでは利益確定売りに抑えられた。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=147.21円(前営業日比▲0.25円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.75円(△0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1734ドル(△0.0039ドル)
ダウ工業株30種平均:46108.00ドル(△617.08ドル)
ナスダック総合株価指数:22043.07(△157.01)
10年物米国債利回り:4.02%(▲0.02%)
WTI原油先物10月限:1バレル=62.37ドル(▲1.30ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3673.6ドル(▲8.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月米消費者物価指数(CPI)
(前月比) 0.4% 0.2%
(前年同月比) 2.9% 2.7%
エネルギーと食品を除くコア指数
(前月比) 0.3% 0.3%
(前年同月比) 3.1% 3.1%
前週分の米新規失業保険申請件数
26.3万件 23.6万件
8月米財政収支
3448億ドルの赤字 2911億ドルの赤字
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反落。米労働省労働統計局(BLS)が発表した8月米消費者物価指数(CPI)は概ね市場予想通りの結果となったものの、発表直後はドル買いで反応し一時148.17円と日通し高値を付けた。
ただ、8日の高値148.58円や200日移動平均線148.78円がレジスタンスとして意識されると失速した。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったこともドル売りを促し、1時過ぎに146.99円と日通し安値を更新した。市場では「米CPIの結果は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを阻止するほどの内容ではない」との声が聞かれた。
米長期金利の指標となる10年債利回りが一時3.9921%前後と4月7日以来約5カ月ぶりの低水準を付けたことも相場の重しとなった。
・ユーロドルは3日ぶりに反発。米インフレ指標発表直後に一時1.1662ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入り、一時1.1746ドルと日通し高値を更新した。
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が定例理事会後の記者会見で「ユーロ圏経済成長に対するリスクはより均衡が取れてきた」「ディスインフレのプロセスは終了した」と述べたことも相場の支援材料。市場では「ラガルド氏の発言を受けて、ECBの利下げ局面が終わりに近づいているとの見方が広がった」との指摘があった。
・ユーロ円も3日ぶりに反発。ただ、NY市場に限れば上値の重さが目立った。22時過ぎに一時173.06円と日通し高値を付けたものの、ドル円の失速に伴う売りが出ると172.51円付近まで下押しした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反発し、史上最高値を更新した。8月米CPIや前週分の米新規失業保険申請件数の結果を受けて米利下げ観測が高まると、主力株中心に買いが集まった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、史上最高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も連日で過去最高値を更新した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。8月米CPIや前週分の米新規失業保険申請件数の結果を受けて米利下げ観測が高まると、買いが広がった。利回りは一時3.9921%前後と4月7日以来約5カ月ぶりの低水準を付けた。
・原油先物相場は4日ぶりに反落。国際エネルギー機関(IEA)が公表した月報では、2025年の石油供給が予想を上回るペースで増加するとの見通しが示された。くわえて2026年の供給拡大も示唆され、世界的な供給過剰への警戒感が高まる中、原油相場は売りが優勢となった。
・金先物相場は下落。この日も時間外では持ち高調整の売りが先行。注目された8月米CPIは概ね予想に沿った結果だったが、新規失業保険申請件数は予想よりも悪い結果に。指標発表後に米長期金利が低下すると、利回りを生まない金にも買い戻しが入った。もっとも、3680ドル超えでは利益確定売りに抑えられた。
(中村)
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