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NYマーケットダイジェスト・12日 株まちまち・金利上昇・円安・金最高値

スポット
(12日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.68円(前営業日比△0.47円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=173.27円(△0.52円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1734ドル(横ばい)
ダウ工業株30種平均:45834.22ドル(▲273.78ドル)
ナスダック総合株価指数:22141.10(△98.03)
10年物米国債利回り:4.06%(△0.04%)
WTI原油先物10月限:1バレル=62.69ドル(△0.32ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3686.4ドル(△12.8ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)
        55.4       58.2

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反発。自民党総裁選に関する世論調査で、「次期総裁にふさわしい人物として高市早苗前経済安全保障担当相がリードしている」との報道が伝わり、海外勢が円売り・ドル買いを進めた。21時30分過ぎに一時148.07円と日通し高値を更新した。
 ただ、一目均衡表雲の上限148.16円や前日の高値148.17円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。9月米ミシガン大学消費者態度指数速報値が55.4と予想の58.0を下回ったことも相場の重しとなり、4時過ぎに147.46円付近まで下押しした。

・ユーロドルは横ばい。米長期金利の上昇などを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行。週末を控えたポジション調整目的の売りも出て、21時30分過ぎに一時1.1701ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、米経済指標の下振れを受けて買い戻しが強まると1.1742ドル付近まで持ち直した。欧州中央銀行(ECB)の利下げ局面は終わりに近づいているとの見方が広がる一方、米連邦準備理事会(FRB)は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを再開することがほぼ確実視されており、金融政策の方向性の違いを意識したユーロ買い・ドル売りも入りやすかった。

・ユーロ円は続伸。10月4日投開票の自民党総裁選を巡る報道を受けて、欧州市場では一時173.44円と日通し高値を付けた。ただ、NY市場ではドル円の失速に伴う円買い・ユーロ売りが入り、172.98円付近まで下押しする場面があった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。前日に大幅反発し史上最高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りが出やすかった。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸し、史上最高値で取引を終えた。市場では「米利下げ観測に加えて、人工知能(AI)の恩恵への期待は依然として高く、ハイテク株に買いが続いた」との声が聞かれた。

・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。足もとで相場上昇が続いたあとだけに、週末を控えたポジション調整目的の売りが出た。

・原油先物相場は反発。ウクライナとの和平交渉が進まないロシアに対し、米国は制裁強化の可能性を示唆。ロシア産原油の供給混乱への懸念が高まり、時間外取引から原油買いが強まった。もっともNY勢の本格参入後は64ドル手前で頭打ちとなり、上げ幅を縮小した。供給過剰への懸念を高めた国際エネルギー機関(IEA)の月報が、依然として意識されたもよう。

・金先物相場は反発。9月米ミシガン大学消費者態度指数が速報値55.4と市場予想58.0を下回ったことが分かると、買い戻しが強まった。時間外取引でつけた3695ドル台には届かなかったものの底堅さは継続され、中心限月の終値ベースで史上最高値を更新した。

(中村)


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