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海賊版サイトの被害続く

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 インターネット上に漫画などを無断で掲載した海賊版サイトの被害が続いている。出版社などでつくる一般社団法人ABJの調査によると、2024年に「ただ読み」された金額は約6031億円に上り、23年の約3818億円の1・5倍超となった。日本向けの海賊版サイトは今年7月時点で217サイト存在。手口も巧妙化し、対策に苦慮する。

 ただ読みは1兆円超だった21年のピークは下回っているものの、巨大サイトが閉鎖されても新たなサイトが登場するいたちごっこが続く。ABJによると、ベトナムに運営者がいるとみられる海賊版サイトが目立ち、最近ではインドネシア系も登場しているという。

 ABJの集計では、海賊版サイトは英語が最も多く今年7月時点で363に上り、日本語、中国語、ベトナム語と続く。インターネット上の住所に当たるドメインを頻繁に変える「ドメインホッピング」と呼ばれる手法を繰り返し、対策をかいくぐる海賊版サイトもある。

 日本国内からの閲覧数が多い10サイトへの今年7月の月間アクセス数は約1億4千万だった。


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