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NYマーケットダイジェスト・15日 株高・金利低下・ドル安・金最高値

スポット
(15日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.40円(前営業日比▲0.28円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=173.37円(△0.10円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1761ドル(△0.0027ドル)
ダウ工業株30種平均:45883.45ドル(△49.23ドル)
ナスダック総合株価指数:22348.75(△207.65)
10年物米国債利回り:4.04%(▲0.02%)
WTI原油先物10月限:1バレル=63.30ドル(△0.61ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3719.0ドル(△32.6ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
9月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
         ▲8.7      11.9

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反落。16−17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げがほぼ確実視される中、全般ドル売りが先行。22時過ぎに一時147.23円と日通し安値を付けた。ただ、前週末の安値147.12円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。
 なお、トランプ米大統領は自身のSNSに「手遅れだ。今すぐ金利を引き下げなければならない。しかも、当初の想定よりも大幅な引き下げだ。住宅価格は急騰するだろう!!!」と投稿し、米連邦準備理事会(FRB)に「大幅な」利下げを実施するよう改めて要求した。

・ユーロドルは上昇。欧州中央銀行(ECB)の利下げ局面は終わりに近づいているとの見方が広がる一方、FRBは今週のFOMCで利下げを再開することがほぼ確実視されており、金融政策の方向性の違いを意識したユーロ買い・ドル売りが入りやすかった。1時過ぎには一時1.1774ドルと日通し高値を更新した。米長期金利の低下も相場の支援材料。
 なお、シュナーベルECB専務理事は「金利は適切な水準にある」と述べた一方、「インフレの上方リスクが優勢になりつつある」などと発言した。

・ユーロ円は小幅ながら3日続伸。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると、週明け早朝取引で付けた日通し高値173.45円に面合わせした。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。米利下げ観測や米中貿易協議の進展期待から買いが優勢となった。ただ、主力株の一角には利益確定目的の売りも出たため、上値は限定的だった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6日続伸し、史上最高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。

・米国債券相場で長期ゾーンは反発。米利下げ観測を背景に買いが入ったほか、9月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を下回ったことが相場の支援材料となった。

・原油先物相場は続伸。トランプ米大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対してロシア産原油の購入を停止するよう要請したことや、ウクライナの攻撃にロシアスルグトネフテガスのキリシ製油所が標的となったことが支えとなった。

・金先物相場は続伸。中心限月の清算値ベースでは先週末に続き史上最高値を更新した。今週のFOMCでの利下げがほぼ確実視されていることが引き続き支援材料となった。また、為替相場でドルが重い動きとなったこともドル建ての金の買いを後押した。

(中村)


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