ホーム » マーケットニュース » NY株式サマリー(23日)=ダウ、88ドル安 エヌビディアの下落やバリュエーション懸念が重し

NY株式サマリー(23日)=ダウ、88ドル安 エヌビディアの下落やバリュエーション懸念が重し

市場概況
◆ダウ平均:46292.78 -88.76 -0.19%
◆S&P500:6656.92 -36.83 -0.55%
◆NASDAQ:22573.47 -215.50 -0.95%

 23日のNY株式相場は反落。前日の相場上昇をけん引したエヌビディアなどのAI関連株に過熱感が意識されたことや、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が株価はかなり割高に評価されていると指摘したことでバリュエーションへの懸念も強まった。ダウ平均は朝方に一時332ドル高まで上昇し、5日連続で取引時間中の史上最高値を更新したものの、88.76ドル安(-0.19%)と5日ぶりに反落して終了。S&P500も0.09%高まで上昇し、4日連続で史上最高値を更新後、0.55%安と4日ぶりに反落して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は終日マイナス圏で推移し、0.95%安と4日ぶりに反落して終了した。小型株指数のラッセル2000は一時1.04%高まで上昇し、2営業日ぶりに取引時間中の史上最高値を更新後、0.24%安と反落して終了した。

 S&P500の11セクターはエネルギーの1.71%高を筆頭に、不動産、公益など6セクターが上昇した一方、一般消費財の1.44%安を筆頭に、IT、コミュニケーションなど5セクターが下落した。下落率トップの一般消費財ではアマゾン・ドット・コムが3.04%安となり、下落率2位のITではオラクルが4.36%安、エヌビディアが2.82%安となった。

 AI関連株の過熱感や相場全体の割高感が意識されたことに加え、先週末に米上院が9月末で期限を迎える予算の暫定予算案を否決したことで、政府閉鎖の可能性が意識されたことも投資家心理の悪化につながった。また、金曜日には米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する8月個人消費支出(PCE)価格指数が発表予定で、利下げ見通しを巡り指標結果が注目される。

 引け後の動きでは6-8月期決算が予想を上回ったマイクロン・テクノロジーが時間外で一時、3%超上昇した。


(小針)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る