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ナスダック100の振り返りと見通し:政府閉鎖不安と利下げ期待が交錯する中で堅調推移(2025年9月30日)

ニュース

昨日(2025年9月29日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 24,611.35 24,630.2
前日比 +107.50(+0.44%) +92.9(+0.38%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年9月29日(月)のナスダック100は、前日比107.50ポイント高(+0.44%)の24,611.35ポイントで取引を終えました。

つなぎ予算案の成立が遅れており、10月1日から連邦政府の一部閉鎖が現実味を帯びてきたことで、上値の重い展開となりました。
とはいえ、ハイテク株の買い戻しが見られ、連日の上昇基調を維持しています。

今週は、雇用統計やISM景気指数など重要な経済指標の発表が控えており、投資家の注目が集まります。

個別銘柄は、構成銘柄の半数以上がプラス圏で推移しました。

アップロビン(APP)、ショッピファイ(SHOP)、マイクロン・テクノロジー(MU)、ASMLホールディング(ASML)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが上昇。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)、インテル(INTC)、クアルコム(QCOM)、ブロードコム(AVGO)、アルファベット(GOOGL)などが下落しました。
特に、アップロビン(APP)は前日比で+6.34%、ショッピファイ(SHOP)は+6.24%と、大幅に上昇しています。

全体としては、ややリスクオンムードの展開でした。

本日(2025年9月30日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年9月30日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年9月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上ヒゲの長い陽線を形成し、3日続落後の2日続伸となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
2日続伸で3日続落の2日分の下落幅を戻す形となりました。
目先は、さらに上昇し3日続伸となり年初来高値を更新するか、反落し2日続伸の値幅を戻すかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引開始からジリ高が進んだ後、後半に下落しましたが、始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足は平均足の下にあり、トレンド転換を示唆しています。
9月22日高値と29日高値でダブルトップ形成の可能性があります。
目先は、ダブルトップ形成による反落が進むか、22日高値に向けて上昇が進むかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年9月30日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は序盤から上昇基調で推移し、22時以降に上昇幅をさらに拡大しました。
一時は+1.0%に迫る水準まで上昇しましたが、その後は下落に転じています。
最終的には主要3指数の中で最も大きな上昇率を記録しました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年9月30日)の主な米国経済指標

30日(火)22:00(米国)7月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
30日(火)22:45(米国)9月シカゴ購買部協会景気指数
30日(火)23:00(米国)9月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
30日(火)23:00(米国)8月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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