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S&P500の振り返りと見通し:政府閉鎖懸念がくすぶるもハイテク主導で上昇(2025年9月30日)

ニュース

昨日(2025年9月29日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6661.21 6667.6
前日比 +17.51(+0.26%) +13.4(+0.20%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年9月29日(月)のS&P500は、前日比17.51ポイント高(+0.26%)の6661.21ポイントで取引を終えました。

米政府機関の一部閉鎖への懸念が引き続き意識されたものの、利下げ期待が投資家心理を下支えしました。
ハイテク株の買いが支えとなり続伸し、S&P500は小幅続伸となりました。

一方、VIX指数は16台前半へ上昇しており、投資家の不安心理も同時に残っていることが示されています。

セクター別に見ると、11セクター中9セクターが上昇し、2セクターが下落しました。
騰落率のトップ3は、一般消費財が+0.55%、情報技術が+0.49%、金融が+0.48%でした。
下落したエネルギーは-1.91%、コミュニケーション・サービスが-0.45%です。

全体としては、緩やかなリスクオンの展開でした。

個別銘柄では、エヌビディア(NVDA)、ビザ(V)、マスターカード(MA)、テスラ(TSLA)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)などが上昇。
メタ・プラットフォームズ(META)、オラクル(ORCL)、エクソン・モービル(XOM)、シェブロン(CVX)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)などが下落しました。

本日(2025年9月30日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年9月30日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年9月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上ヒゲの長い陽線を形成し、3日続落後の2日続伸となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
2営業日続けて6600ポイント台を上昇する形となりました。
目先は、さらに上昇が進み6700ポイント台に到達するか、6600ポイント台で値動きが停滞するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引開始からジリ高が進んだ後、後半に下落しましたが、始値を上回る水準で取引を終えました。
直近の平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
9月22日高値に向けて25日安値から上昇が進む状態です。
目先は、22日高値に向けて上昇が続くか、反落して25日安値へ向かうかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年9月30日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から堅調に推移し、日中を通してプラス圏を維持しました。
しかし22時を境に下落基調に転じ、上昇幅をやや縮小しています。
最終的には主要3指数の中でUS100に次ぐ上昇率を記録しました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年9月30日)の主な米国経済指標

30日(火)22:00(米国)7月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
30日(火)22:45(米国)9月シカゴ購買部協会景気指数
30日(火)23:00(米国)9月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
30日(火)23:00(米国)8月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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