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米大統領、医療保険巡り強硬姿勢

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 米政府機関の一部閉鎖の解除は週明け以降に持ち越された。争点は医療保険で、野党民主党は年末に期限を迎える補助金の延長などを求め、与党共和党のつなぎ予算案に反発する。トランプ大統領は、民主党の要求は不法移民を利すると強硬姿勢だ。ただ補助金に頼る人は共和党の地盤に多く、打ち切れば来年の中間選挙で逆風になるとの見方もある。

 補助金は、国民皆保険制度がない米国の加入率を高める狙いで導入された医療保険制度(オバマケア)に基づく措置。一定の条件で保険加入者に提供され、バイデン前政権が拡充した。

 トランプ氏は不法移民が米国の医療保障を受けてきたとし、民主党が国民にその負担をさせようとしていると主張する。

 一方、議会予算局は、強化された補助金が延長されなければ、負担増で保険の未加入者が約420万人増えると分析。米シンクタンク「KFF」によると、オバマケア加入者約2430万人のうち、8割弱が昨年の大統領選でトランプ氏が勝った州の住民といい、補助金が失効した場合の支持者への影響は大きい。(ワシントン共同)


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