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サイバー攻撃に端を発したアサヒグループホールディングスのシステム障害に絡み、ビール大手3社が一部商品の出荷を調整することが6日、分かった。飲食業界でアサヒビールから切り替える動きが広がって受注が急増しており、安定供給を続けるため酒卸問屋への出荷量を絞る。飲食店側では必要な量を仕入れることができず、品薄になる恐れもある。
システム障害は発生から1週間たっても復旧のめどが立っていない。関係者によると、ビール業界全体で出荷を調整するのは異例。キリンビール、サントリー、サッポロビールとも生産計画が決まっており、急に増産できないのが実態だ。
キリンは9日出荷分から主に業務用の「一番搾り」などのたるや瓶の商品を調整する。サッポロは業務用の「黒ラベル」の商品で「自社の顧客を優先にしながら、出荷を調整している」と説明した。サントリーも「一部出荷調整を実施している」と明らかにした。
アサヒは6日、停止していた国内ビール全6工場の操業を2日に再開したと発表した。
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