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S&P500の振り返りと見通し:8営業日ぶりに反落。政府閉鎖長期化懸念で投資家心理冷え込む(2025年10月8日)

ニュース

昨日(2025年10月7日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6714.59 6728.0
前日比 -25.69(-0.38%) -23.6(-0.35%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月7日(火)のS&P500は、前日比25.69ポイント安(-0.38%)の6714.59ポイントで取引を終えました。
8営業日ぶりに反落し、最高値更新の流れが一服しました。

政府機関閉鎖の長期化懸念や、9月雇用統計の公表延期が投資家心理の重しとなり、利益確定売りが優勢となりました。
ハイテク株を中心に売りが広がり、主要指数はそろって最高値圏から下落しています。

セクター別に見ると、11セクター中5セクターが上昇し、6セクターが下落しました。
騰落率のトップ3は生活必需品が+0.86%、公益事業が+0.42%、エネルギーが+0.14%でした。
下落セクターのワースト3は一般消費財の-1.43%、コミュニケーション・サービスの-0.73%、資本財・サービスの-0.57%です。

全体としては、ディフェンシブセクターが相対的に堅調で、景気敏感株には調整圧力がかかる展開でした。

個別銘柄では、アップロビン(APP)、シェブロン(CVX)、エクソン・モービル(XOM)、マクドナルド(MCD)、アッヴィ(ABBV)などが上昇。
アルファベット(GOOGL)、テスラ(TSLA)、オラクル(ORCL)、ウーバー・テクノロジーズ(UBER)などが下落しました。

本日(2025年10月8日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年10月8日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月8日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は陰線を形成し、前日の上昇幅を超える下落を見せました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
下落が進んだものの、2日から4営業日続けて6700ポイント台の取引に留まっています。
6700ポイント台を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばまで上昇しましたが、後半に大きく下落して始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
6700ポイント台半ばが抵抗帯として機能しつつあります。
目先は、6700ポイント台半ばの抵抗帯からの下落が続くか、抵抗帯の突破に向けて反発するかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月8日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は日中から軟調に推移しましたが、17時以降に上昇に転じて一時プラス圏に到達しました。
しかし、その後の急落で再びマイナス圏に戻り、終盤は安値圏での推移となりました。
最終的に-0.35%と主要3指数の中ではUS100に次ぐ下落率を示しています。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月8日)の主な米国経済指標

8日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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