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香港株サマリー(13日)

市場概況
6日続落、1カ月ぶり安値 米中対立激化を警戒

 週明け13日の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日続落。終値は前営業日比1.52%安の25889.48ポイントだった。中国企業指数は1.45%安の9222.54ポイント。メインボードの売買代金は概算で4903億6000万HKドルと大商い。

 ハンセン指数は心理的節目の26000ポイントを割り込んで寄り付き、前場に下げ幅を拡大。ほぼ全面安となり、一時は下落率が3.63%に達した。トランプ米大統領が10日、「中国が貿易問題で極めて強硬な姿勢を取った」として11月1日から中国からの輸入品に100%の関税を上乗せすると発表し、反発した中国商務部が12日に「断固とした相応の措置をとる」と表明。貿易を巡る米中の報復の応酬を警戒する売りが膨らんだ。この日発表の中国の9月の米ドル建て輸出入の伸び率が前月から加速し、市場予想を上回ったこともあって、ハンセン指数は後場にやや値を戻したものの、終値は9月8日以来およそ1カ月ぶりの安値だった。

 ハンセン指数構成銘柄では、医薬品受託開発の薬明生物技術(02269)と無錫薬明康徳新薬開発(02359)、スマートフォン大手の小米集団(01810)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(01928)、光学部品の舜宇光学科技(02382)の下げがきつい。ショート動画プラットフォームの快手科技(01024)、パソコン大手のレノボグループ(00992)も大幅に続落した。一方、半導体受託製造のSMIC(00981)が大幅に反発した。金鉱大手の紫金鉱業集団(02899)と宝飾品販売の周大福珠宝(01929)も買われた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.82%安の6145.51ポイントと6営業日続落。小米集団、舜宇光学科技、快手科技と動画配信プラットフォームのビリビリ(09626)が下落率上位だった。半面、ゲーム・オフィスソフト大手のキングソフト(03888)が14%近く上昇した。SMICと同業の華虹半導体(01347)も高い。

(山下)


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