ホーム » マーケットニュース » ナスダック100の振り返りと見通し:米中緊張緩和でリスク選好。半導体関連に買いが広がる(2025年10月14日)

ナスダック100の振り返りと見通し:米中緊張緩和でリスク選好。半導体関連に買いが広がる(2025年10月14日)

ニュース

昨日(2025年10月13日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 24,750.25 24,752.0
前日比 +528.51(+2.18%) +733.5(+3.05%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月13日(月)のナスダック100は、前日比528.51ポイント高(+2.18%)の24,750.25ポイントで取引を終えました。

米中貿易摩擦の緩和期待と、AI関連銘柄の急騰を受けて大幅上昇しました。
トランプ大統領が対中強硬発言を軟化させたことをきっかけに、市場全体で押し目買いが広がりました。

半導体大手ブロードコム(AVGO)がOpenAIとの半導体共同開発を発表して急騰し、これがAI関連銘柄へ波及しました。

個別銘柄は、構成銘柄の大多数が上昇し、特に半導体関連を中心に買いが集まりました。

アーム・ホールディングスADR(ARM)、ブロードコム(AVGO)、ASMLホールディング(ASML)、マイクロン・テクノロジー(MU)、ラム・リサーチ(LRCX)などが上昇。
TモバイルUS(TMUS)、ネットフリックス(NFLX)、アストラゼネカ(AZN)、ペプシコ(PEP)、ペイパル・ホールディングス(PYPL)などが下落しました。
特に、アーム・ホールディングスADR(ARM)は前日比で+11.07%、ブロードコム(AVGO)は+9.88%と大幅に上昇しています。

全体としては、リスク許容度が高まった展開でした。

本日(2025年10月14日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年10月14日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月14日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、大きく下落した前営業日10日の値幅内の取引に留まりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
10日に25,000ポイントを割れた後、13日は24,000ポイント台の取引に留まりました。
10日の値幅を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

上窓を開けて取引を開始して、ジリ高が進み取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
10日の急落に対し、6割戻しを達成しました。
目先は、さらに上昇して10日高値を目指すか、反落し10日安値へ向かうかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月14日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は序盤から上昇基調を強め、堅調な展開となりました。
終盤にかけても勢いを保ち、最終的に+3.0%を超える上昇率で取引を終えています。
主要3指数の中では最も大きな上昇率となりました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月14日)の主な米国経済指標

14日(火)25:20(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

本日発表予定の経済指標はこちら

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る