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S&P500の振り返りと見通し:米中関係改善に強い反応。ブロードコム急騰でハイテク躍進(2025年10月14日)

ニュース

昨日(2025年10月13日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6654.72 6656.4
前日比 +102.21(+1.56%) +143.4(+2.20%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月13日(月)のS&P500は、前日比102.21ポイント高(+1.56%)の6654.72ポイントで取引を終えました。

前週末に強まっていた米中貿易摩擦への警戒感が一服し、投資家のリスク志向が改善され、主要指数は大幅上昇しました。

ブロードコム(AVGO)とOpenAIによる共同開発合意のニュースが好感され、半導体およびテクノロジー関連が上昇しました。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は、約5%急伸しています。

セクター別に見ると、11セクター中9セクターが上昇し、2セクターが下落しました。
上昇セクターのトップ3は情報技術の+2.47%、一般消費財の+2.29%、コミュニケーション・サービスの+1.79%です。
下落したのはヘルスケアが-0.09%、生活必需品が-0.36%でした。

全体としては、多くのセクターが上昇しており、リスクオンムードが強まりました。

個別銘柄では、ブロードコム(AVGO)、アルファベット(GOOGL)、テスラ(TSLA)、オラクル(ORCL)、クアルコム(QCOM)などが上昇。
イーライ・リリー(LLY)、AT&T(T)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、コカ・コーラ(KO)、メルク(MRK)などが下落しました。

本日(2025年10月14日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年10月14日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月14日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、大きく下落した前営業日10日の値幅内の取引に留まりました。
平均足は陽連後の陰転1日目で、ローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
10日に6500ポイント台まで下落したものの、13日は6600ポイント台の取引を維持しました。
目先は、6600ポイント台の中の上昇が続くか、6600ポイントを割れて下落が進むかに注目です。

<1時間足チャート分析>

上窓を開けて取引を開始して、ジリ高が進み取引を終えました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
9日高値と10日安値の6割戻しを達成しました。
目先は、9日高値に向けて上昇が続くか、反落し10日安値へ向かうかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月14日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は序盤から上昇の勢いを強め、+2%前後を上下する展開が続きました。
終盤にかけても高値圏を維持し、最終的に+2.2%の上昇率で取引を終えています。
主要3指数の中ではUS100に次ぐ上昇率を記録しました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月14日)の主な米国経済指標

14日(火)25:20(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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