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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は14日、EU競争法(日本の独禁法に相当)に違反したとして、イタリアの高級ブランド「グッチ」の運営会社など3社に計約1億5700万ユーロ(約270億円)の制裁金を科したと発表した。小売店の値引き販売を制限し、競争を妨げたと判断。商品価格を上昇させ、消費者の選択肢を狭めたと指摘した。
制裁金の内訳はグッチが約1億1900万ユーロ、フランスの「クロエ」が約1900万ユーロ、スペインの「ロエベ」が約1800万ユーロとした。3社は違反を認め調査に協力したため、制裁金を当初の金額から減額したという。
欧州委のリベラ上級副委員長(競争政策)は「欧州の消費者は、何を購入するにしても真の価格競争の恩恵を受ける権利がある」と強調した。
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