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【台北共同】半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は16日、熊本第2工場(熊本県菊陽町)について「建設は既に開始している」と発表した。年内着工を計画していた。2025年7~9月期の決算発表会で魏哲家会長兼最高経営責任者(CEO)が説明した。7~9月期の純利益と売上高はともに四半期として過去最高だった。人工知能(AI)関連の需要が旺盛だった。
魏氏は、24年12月に量産開始した熊本第1工場の生産は順調だとの認識も示した。「国や自治体の強力な支援のおかげ」とも話した。第2工場の量産開始時期は顧客の需要や市場の状況を見て判断する。受注が少ない場合、量産開始が遅くなる可能性もある。
第2工場は当初、25年3月までに着工する予定だったが年内へと延びた経緯がある。魏氏は渋滞など交通問題を遅れの理由に挙げていた。米メディアはさらに着工が遅れる可能性も報じたが、TSMC幹部は8月、年内着工計画に変更はないと説明していた。
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