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S&P500の振り返りと見通し:対中協議期待と地銀決算好調で買い戻し優勢(2025年10月20日)

ニュース

先週金曜日(2025年10月17日)のS&P500の振り返り

S&P500 US500(※)
終値 6664.01 6680.2
前日比 +34.94(+0.53%) +53.0(+0.80%)

※OANDAが提供するS&P500指数を参照したCFD「US500」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月17日(金)のS&P500は、前日比34.94ポイント高(+0.53%)の6664.01ポイントで取引を終えました。

トランプ大統領が対中貿易交渉に関して前向きな姿勢を示したことで、米中貿易摩擦への過度な懸念が後退しました。
週初から続いていた神経質な値動きは一服し、投資家はリスク選好姿勢を強めています。

また、地方銀行の決算が堅調であったことも相場の支援材料となり、幅広い銘柄に買いが入りました。
上昇していたVIX指数は低下し、投資家心理の改善を示しています。

セクター別に見ると、11セクター中9セクターが上昇し、2セクターが下落しました。
上昇セクターのトップ3は生活必需品の+1.23%、金融の+0.84%、エネルギーの+0.80%です。
下落したのは公益事業が-0.38%、素材が-0.35%でした。

全体としては、ややリスクオンに傾いた展開でした。

個別銘柄では、ブッキング・ホールディングス(BKNG)、マスターカード(MA)、バンク・オブ・アメリカ(BAC)、エクソン・モービル(XOM)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)などが上昇。
オラクル(ORCL)、ブロードコム(AVGO)、イーライ・リリー(LLY)、キャタピラー(CAT)、アップロビン(APP)などが下落しました。

本日(2025年10月20日)のUS500チャートテクニカル分析

本日(2025年10月20日)のUS500チャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲの長い陽線を形成し、10日から陰線と陽線が交互に現れています。
平均足は陽線2日後に陰転し、ローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
13日から5日間、大きく下落した10日の値幅内の取引に留まる状態です。
10日の値幅を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引前半の下落の後、半ば以降は上昇が続き当日高値付近で取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
10日安値と17日安値でダブルボトム形成の可能性があります。
目先は、ダブルボトム形成による上昇が進むか、反落し10日安値を目指すかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月20日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US500は夕刻にかけて売りが優勢となり、一時−1.3%まで下落しました。
しかし17時以降に切り返し、上昇基調を強めて最終的に+0.8%で取引を終えています。
主要3指数の中ではUS100に次ぐ上昇率となりました。

US500 S&P500指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月20日)の主な米国経済指標

特になし

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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