昨日(2025年10月22日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は最終的に円安。
方向感の定まらない展開で、1日を通してレンジ相場で取引されました。
夕刻に円高傾向がやや強まる場面があったものの、ほどなくして元の水準に戻っています。
この時間帯に英国で消費者物価指数(CPI)が発表されてポンドが大きく売られており、この影響を受けたと報じられています。
最終的に、21日終値に比べてやや円安で取引を終えました。
なお、城内経済財政相が発言し、財政規律を念頭に置いて責任ある積極財政で強い経済を実現する旨が示されました。
また、ユーロ圏で主要な経済指標は発表されず、日欧関係に関する要人発言も伝わりませんでした。
本日(2025年10月23日)のユーロ円チャートテクニカル分析

(チャートは2025年10月23日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、175円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
しかし、円安の範囲では、買い注文が薄いです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、174円台前半から177円台半ばにかけて、売り注文を確認できます。
現在値を挟んで上下に幅広く注文が出されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、177円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

(画像は2025年10月23日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのはポンド円とユーロドルです。
相関関係だったのは、ドル円、豪ドル円そしてポンドドルです。
豪ドル米ドルとも弱い相関関係でした。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

(画像は2025年10月23日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はポンドです。
円はゼロを中心に上下動し、本日朝時点でややマイナスに位置しています。
ユーロはマイナス圏で穏やかに推移し、日付が変わる頃にプラスに転じました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年10月23日)の主な経済指標
21:30(加)8月小売売上高
23:00(EU)10月消費者信頼感(速報値)
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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