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香港株サマリー(23日)

市場概況
反発、中国の景気刺激策に期待 大型ネット株に買い

 23日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.72%高の25967.98ポイントだった。中国企業指数は0.83%高の9300.74ポイント。メインボードの売買代金は概算で2452億5000万HKドル。

 ハンセン指数は中盤までは前日終値を挟んで一進一退の展開。米中首脳会談の予定を巡るトランプ米大統領の発言が二転三転するなか、相場の方向感を欠いた。終盤は中国の景気刺激策に期待する買いが相場を押し上げ、心理的節目の26000ポイントを上回る場面があった。中国共産党の第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)がこの日閉幕し、コミュニケが発表される見込み。中国本土市場の主要株価指数が大引けにかけて上げに転じ、香港市場の地合いも改善した。セクター別では、エネルギー、一般消費財、通信が高かった半面、医療・ヘルスケアが下げた。

 ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株の美団(03690)、アリババ集団(09988)、テンセント(00700)が買われて相場を支えた。スポーツ用品の李寧(02331)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(01928)が大幅高。石油株のCNOOC(00883)とシノペック(00386)、ペトロチャイナ(00857)は続伸した。一方、中国デザイナーズトイ大手のポップマート(09992)が9.36%下落。製薬の石薬集団(01093)、中国生物製薬(01177)、翰森製薬(03692)がそろって続落した。電子機器受託製造のBYDエレクトロニック(00285)、光学部品の舜宇光学科技(02382)も売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.48%高の5951.45ポイントと反発。上昇率上位は美団とアリババ集団、テンセントだった。半面、BYDエレクトロニックや半導体受託製造の華虹半導体(01347)、SMIC(00981)が下落した。

(小針)


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