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NY株式サマリー(24日)=ダウ472ドル高 終値で47000ドル突破 マイルドなCPIを好感

市場概況
◆ダウ平均: 47207.12 +472.51 +1.01%
◆S&P500: 6791.69 +53.25 +0.79%
◆NASDAQ: 23204.87 +263.07 +1.15%

 24日のNY株式相場は続伸。注目された米9月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る伸びにとどまったことで年内2回の利下げ期待や、利下げ継続による景気刺激期待が一段と高まった。ダウ平均は上昇してスタートすると、一時592ドル高まで上昇幅を拡大し、472.51ドル高(+1.01%)で終了。3日ぶりに取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも初めて47000ドルを上回った。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.79%高、1.15%高で終了し、ともに取引時間中と終値の史上最高値を更新した。主要3指数はそろって2日続伸し、週間ではダウ平均が2.20%高、S&P500が1.92%高、ナスダック総合が2.31%高とそろって2週続伸。年初来ではダウ平均が10.96%高、S&P500が15.47%高、ナスダック総合が20.17%高となった。

 9月CPIは前月比+0.3%と8月の+0.4%から伸びが鈍化し、予想の+0.4%を下回った。前年比では+3.0%と8月の+2.9%から伸びが加速したが、予想の+3.1%を下回った。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.2%、前年比+3.0%となり、それぞれ予想の+0.3%、+3.1%を下回る伸びとなった。マイルドなCPIを受けて利下げ期待が上昇。CMEのフェドウォッチ・ツールの12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%(2回)の利下げ確率は前日の91.1%から94.4%に上昇し、0.75%の利下げ確率も2.4%に上昇した。

 S&P500の11セクターはITの1.58%高を筆頭に、コミュニケーション、公益、金融など6セクターが上昇し、エネルギー、素材、生活必需品など5セクターが下落した。ダウ平均採用銘柄は決算が好感されたIBMが7.88%高となったほか、マイルドなCPIを受けてゴールドマン・サックスが4.41%高となり、エヌビディア、JPモルガン・チェースも2%超上昇。ボーイング、アマゾン、アップルなども1%超上昇した。一方、前日に大きく上昇したハネウェルが2.05%安と反落し、3M、ディズニー、ジョンソン・エンド・ジョンソンも1%超下落した。



(羽土)


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