先週金曜日(2025年10月24日)のドル円動向振り返り
ドル円は最終的に円安。
米国で消費者物価指数(CPI)が発表され、市場予想より低い結果でした。
発表直後のドル円は急落で反応したものの、ほどなくして元の水準に戻っています。
その後は次第に値動きが乏しくなり、23日終値に比べて円安で取引を終えました。
この結果、6営業日連続で円安が続いています。
なお、日本でCPIが発表され、市場予想と一致しました。
これに対して、ドル円は特段の反応を示していません。
また、高市首相が所信表明演説し、責任ある積極財政のもとで戦略的に財政出動を行う旨が示されました。
本日(2025年10月27日)のドル円チャートテクニカル分析

(チャートは2025年10月27日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、152円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、151円付近にも、特に厚い買い注文があります。
この周辺にもサポートラインがあり、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、148円付近から155円台前半にかけて、売り注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、153円台前半の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを狙った注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

(画像は2025年10月27日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だったのはユーロ円とポンド円です。
その一方、逆相関関係だったのはユーロドルと豪ドル米ドルです。
ポンドドルとも弱い逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

(画像は2025年10月27日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨は円です。
円はマイナス圏で取引され、本日朝時点でマイナス幅を広げつつあります。
ドルはゼロを挟んで上下動し、本日朝時点でゼロ付近に位置しています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
28日(火)-(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
28日(火)22:00(米国)8月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
28日(火)23:00(米国)10月リッチモンド連銀製造業指数
28日(火)23:00(米国)10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
29日(水)-(日本)日銀・金融政策決定会合(1日目)
29日(水)22:45(カナダ)カナダ銀行 政策金利
29日(水)23:00(米国)9月住宅販売保留指数(前年同月比)
29日(水)23:00(米国)9月住宅販売保留指数(前月比)
29日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
29日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
30日(木)-(日本)日銀展望レポート
30日(木)-(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
30日(木)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
30日(木)18:00(ドイツ)7-9月期国内総生産(GDP、速報値、季調前)(前年同期比)
30日(木)18:00(ドイツ)7-9月期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
30日(木)18:00(ドイツ)7-9月期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
30日(木)19:00(ユーロ)7-9月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
30日(木)19:00(ユーロ)7-9月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前期比)
30日(木)21:30(米国)7-9月期四半期コアPCE・速報値(前期比年率)
30日(木)21:30(米国)7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
30日(木)21:30(米国)7-9月期四半期GDP個人消費・速報値(前期比年率)
30日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
30日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
30日(木)22:15(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)政策金利
30日(木)22:45(ユーロ)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
31日(金)8:30(日本)9月失業率
31日(金)8:30(日本)9月有効求人倍率
31日(金)8:30(日本)10月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
31日(金)8:50(日本)9月鉱工業生産・速報値(前年同月比)
31日(金)8:50(日本)9月鉱工業生産・速報値(前月比)
31日(金)19:00(ユーロ)10月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
31日(金)19:00(ユーロ)10月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
31日(金)21:30(カナダ)8月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
31日(金)21:30(カナダ)8月月次国内総生産(GDP)(前月比)
31日(金)21:30(米国)9月個人所得(前月比)
31日(金)21:30(米国)9月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
31日(金)21:30(米国)9月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
31日(金)21:30(米国)9月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
31日(金)21:30(米国)9月個人消費支出(PCE)(前月比)
31日(金)21:30(米国)7-9月期四半期雇用コスト指数(前期比)
31日(金)22:45(米国)10月シカゴ購買部協会景気指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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