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ナスダック100の振り返りと見通し:米中改善観測と決算期待でハイテク買い優勢(2025年10月28日)

ニュース

昨日(2025年10月27日)のナスダック100の振り返り

ナスダック100 US100(※)
終値 25,821.54 25,889.3
前日比 +463.38(+1.83%) +496.1(+1.95%)

※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照したCFD「US100」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月27日(月)のナスダック100は、前日比463.38ポイント高(+1.83%)の25,821.54ポイントで取引を終えました。

米中貿易摩擦の緩和への期待が高まったことが、買い材料となりました。
トランプ大統領の「習近平主席との取引は成功すると思う」との発言を受け、投資家心理が改善しています。

また、28-29日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げがほぼ確実視されており、これも株式市場の上昇を後押ししました。

半導体やハイテクに買いが集まり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は史上最高値を更新しています。

個別銘柄は、構成銘柄の多くが上昇しました。

エヌビディア(NVDA)、アルファベット(GOOGL)、マーベル・テクノロジー(MRVL)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、クアルコム(QCOM)などが上昇。
ハネウェル・インターナショナル(HON)、リンデ(LIN)、アムジェン(AMGN)、コストコ・ホールセール(COST)、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)などが下落しました。
特に、クアルコム(QCOM)は前日比+11.09%と大幅に上昇しています。

全体としては、成長が見込める銘柄に資金が集まっている傾向です。

本日(2025年10月28日)US100のチャートテクニカル分析

本日(2025年10月28日)US100のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月28日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は陽線を形成し、3営業日続伸となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
窓開けを伴う上昇により史上最高値の更新が続きました。
高値更新を伴う上昇がどの水準まで続くかに注目です。

<1時間足チャート分析>

上窓を開けて取引を開始した後、終日上昇が進みました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
25,000ポイント台の中で上昇が進みました。
目先は、上昇が続き26,000ポイント台に到達するか、窓埋めに向けて反落するかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月28日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US100は取引開始直後からプラス圏で推移し、堅調な展開となりました。
中盤以降も上昇基調を維持し、終盤にかけて一段と上げ幅を拡大しています。
最終的に+1.95%で取引を終え、主要3指数の中で最も大きな上昇率を記録しました。

US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US30 NYダウ指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月28日)の主な米国経済指標

28日(火)22:00(米国)8月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
28日(火)23:00(米国)10月リッチモンド連銀製造業指数
28日(火)23:00(米国)10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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