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NYダウの振り返りと見通し:FRB慎重姿勢が響き上値重い展開。ハイテク株が売られる(2025年10月31日)

ニュース

昨日(2025年10月30日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 47,522.12 47,622.7
前日比 -109.88(-0.23%) -15.4(-0.03%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年10月30日(木)のNYダウは、前日比109.88ドル安(-0.23%)の47,522.12ドルで取引を終えました。

前日のパウエルFRB議長の発言を受け、12月の追加利下げへの不確実性が意識され、相場の重しとなりました。
寄り付きから下落で始まり、その後一時プラス圏を試す場面があったものの、引けにかけて買いの勢いは続かず、再び売りが広がりました。

メタ・プラットフォームズ(META)の大幅安が市場全体のセンチメントを悪化させ、ハイテク関連の下落が目立っています。

個別銘柄を見ると、一部のテック銘柄に売りが見られました。

シスコ・システムズ(CSCO)、セールスフォース(CRM)、ウォルト・ディズニー(DIS)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)などが上昇。
ボーイング(BA)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、エヌビディア(NVDA)、マイクロソフト(MSFT)などが下落しました。
特にボーイング(BA)は前日比-6.32%と大きく売られています。

全体としては、構成銘柄の半数以上が上昇しているものの、下落率の大きい銘柄の影響によって指数自体は下落しました。

本日(2025年10月31日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年10月31日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年10月31日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上ヒゲが長く実体の短い陽線を形成して、前日の下落に対し小幅反発となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
前日29日同様に上ヒゲ部分で48,000ドルに到達したものの、30日は史上最高値更新には至りませんでした。
目先は、48,000ドル到達後の反落が進むか、上昇が続き48,000ドルを突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引後半の大きな上昇の後に下落しましたが、始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽線と陰線が交互に現れて、ローソク足と平均足が絡み合っており、明確な方向性は出ていません。
28日、29日、30日の高値でトリプルトップを形成しつつあります。
目先は、トリプルトップ形成による下落が進むか、上昇が進み29日高値を超えるかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年10月31日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は序盤こそ小幅な上昇となりましたが、夜にかけてマイナス圏へ沈みました。
22時以降に急反発し、一時+0.8%超まで上昇したものの、終盤にかけて上げ幅を縮小しています。
最終的に-0.03%で取引を終え、主要3指数の中で最も小幅な下落率に留まりました。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年10月31日)の主な米国経済指標

31日(金)22:45(米国)10月シカゴ購買部協会景気指数

本日発表予定の経済指標はこちら

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Published by
OANDA Lab編集部

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