シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)とは|見方や調査内容などをわかりやすく解説
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)は米国経済の水準を示す経済指標で、85種類の経済指標を基にして作成されます。
指数が0を上回ると平均以上の経済成長率、0を下回ると平均以下であるとされています。
本記事では、シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の見方やよくある質問などを解説します。
目次
- 1.シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)とは
- 2.シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の見方
- 3.シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)に関するQ&A
- 4.【まとめ】シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)とは|見方や調査内容などをわかりやすく解説
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)とは
ここではシカゴ連銀全米活動指数(CFNAI:Chicago Fed National Activity Index)の内容等を解説します。
- ・シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の内容
- ・シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の公表日程
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の内容
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)は米国経済全体の活動水準を示す経済指標で、同時にインフレ圧力の変化も示します。
以下の4分野の経済指標の結果を使って求められており、算出に使用される経済指標の数は85種類です。
- 経済指標の分野:
- ・生産、所得
- ・雇用、失業、労働時間
- ・個人消費、住宅
- ・販売、受注、在庫
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の主な特徴として、アンケート調査等を新規に実施することなく、既に発表された他の経済指標の数字を加工して求められる点が挙げられます。
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の公表日程
2026年のスケジュールは以下の通りで、発表時刻は日本時間の午後10時30分です(夏時間の場合は午後9時30分)。
| データ対象月 | 公表日 |
| 6月 | 7月23日 |
| 7月 | 8月24日 |
| 8月 | 9月21日 |
| 9月 | 10月26日 |
| 10月 | 11月23日 |
| 11月 | 12月21日 |
| 12月 | 未公表 |
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の見方
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)で確認できる内容を解説します。
- ・経済成長率と過去の平均値を比較
- ・インフレーションとの関係
経済成長率と過去の平均値を比較

出典:シカゴ連銀
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)では、過去の平均的な経済成長率と特定の時期の経済成長率の差を確認できます。
上のグラフはシカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の3か月移動平均です。
0は長期間の平均的な経済成長率を示し、プラスならば平均よりも高い経済成長率が実現したことを示します。
なお、経済が成長している期間において-0.7を下回ると、経済収縮の懸念が高まるとされます。
また、リセッション期間において-0.7を上回ると経済の回復の可能性が高まり、0.2を上回ると景気後退が終了した可能性が高いと判断する手がかりとなります。

出典:シカゴ連銀
上のグラフは、シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の線グラフに重ねて、4つの各分野の寄与度の棒グラフを追加しています。
- 経済指標の分野:
- ・生産、所得
- ・雇用、失業、労働時間
- ・個人消費、住宅
- ・販売、受注、在庫
赤の棒グラフの寄与度が最も大きい月が多く、「生産、所得」が重要な位置を占めていることがわかります。
インフレーションとの関係

出典:シカゴ連銀
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)とインフレーションの間には、一定の相関性があるとされます。
上のグラフにおいて、灰色の帯部分はインフレ率が高かった期間です。
景気拡大局面が始まって2年以上経過した時点で、シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の3か月移動平均が0.7を上回ると、インフレ率が上昇する可能性が高まるされます。
また、1.0を上回ると、持続的なインフレ率上昇が起こる可能性が一段と高まるとされています。
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)に関するQ&A
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)に関するよくある質問は、主に以下の通りです。
- ・シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)はどこで確認できますか?
- ・シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)とISM製造業景況指数の違いは何ですか?
- ・シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)は為替レートに影響しますか?
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)はどこで確認できますか?
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)はシカゴ連銀の公式サイトで確認できます。
グラフに加えて、ヒストリカルデータの取得も可能です。
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)とISM製造業景況指数の違いは何ですか?
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)は米国経済全体の状況を示す経済指標で、85種類の経済指標を加工して作成されます。
一方、ISM製造業景況指数は製造業の景況感を示す経済指標で、製造業の購買担当者へのアンケート調査に基づいて作られます。
いずれも米国経済について調査している点では同じですが、調査の範囲や方法が大きく異なります。
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)は為替レートに影響しますか?
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)は既に発表された経済指標を加工した指標であり、他の重要な経済指標と比べて為替レートへの影響度は大きくないと考えられます。
ただし、米国の景気の強さやインフレーションに関する状況を示すため、為替レートに影響を与える可能性があります。
【まとめ】シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)とは|見方や調査内容などをわかりやすく解説
シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)は、85種類の経済指標を基に米国経済全体の動向を示す経済指標です。
月次で公表され、景気の拡大・後退やインフレ圧力を判断する手掛かりとして注目されています。
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