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企業物価指数(CGPI)とは|意味・見方・公表日などをわかりやすく解説


企業物価指数(CGPI)とは、企業間で取引される商品の価格変動を表す指数です。

日本銀行(日銀)が毎月調査・公表しており、調査結果は翌月の第8営業日に日銀のホームページで公表(9月公表分は第9営業日)されます。

本記事では、企業物価指数の見方や公表日、他の指標との違いなどをわかりやすく解説します。

企業物価指数(CGPI)とは

まずは企業物価指数の意味や公表日などを解説します。

  • ・企業物価指数の意味・目的
  • ・企業物価指数の公表日

企業物価指数の意味・目的

企業物価指数(CGPI)は、企業間で取引される商品の価格が過去と比べてどの程度変化したのかを表す指数です。

CGPIは「Corporate Goods Price Index」の略称で、日本銀行(日銀)が調査・公表しています。

この指数の主な目的は、企業間で取引される商品の価格動向を把握し、景気動向や金融政策を判断するための材料を提供することです。

企業間の取引価格は消費者物価に影響を与える場合があります。

例えば、原油価格が上昇するとガソリンや石油製品の価格も上昇し、企業の仕入れコストも増加します。

増加した仕入れコストが商品価格に転嫁されると、消費者に届く商品も値上がりすることから、企業物価指数は将来の物価やインフレの動向を測る参考指標の1つとして注目されます。

企業物価指数の公表日

企業物価指数は毎月調査が行われており、結果は翌月の第8営業日に公表されます(9月公表分は第9営業日)。

発表時間は8時50分です。

日本銀行のホームページで結果や過去のデータ、公表予定などを確認可能です。

企業物価指数(CGPI)の見方・目安

企業物価指数の見方や目安を解説します。

  • ・前年同月比・前月比を確認する
  • ・上昇・下落が意味すること
  • ・企業物価指数(CGPI)の水準

前年同月比・前月比を確認する

企業物価指数は、前年同月比や前月比がプラスなのかマイナスなのかを確認するのが基本的な見方です。

前年同月比では、1年前と比較して企業物価がどのくらい変化したのかを把握できます。

プラスであれば1年前よりも企業物価は上昇しており、マイナスであれば下落していることを示します。

前月比は、前月から企業物価がどのくらい変化したのかを示します。

単月だけでなく、数か月にわたってプラスやマイナスが続いているのか、それとも落ち着いてきているのかを判断するのが効果的です。

前年同月比と前月比を併せて確認することで、企業物価の変動を捉えやすくなります。

上昇・下落が意味すること

企業物価指数の上昇は、企業間で取引されている商品価格の上昇を意味します。

反対に、企業物価指数の下落は商品価格の低下を示します。

上昇したコスト分が商品やサービスの価格に転嫁された場合、消費者物価の上昇につながる可能性があります。

反対に下落した場合は、企業間で取引される商品の価格が低下していることを示し、商品を仕入れる企業にとってはコスト低下の要因となる可能性があります。

ただし、企業物価指数の上昇や下落が必ずしも消費者物価に反映されるとは限りません

企業物価指数(CGPI)の水準

企業物価指数はある年を基準に指数化されており、現在は2020年平均を100として価格水準の変化を指数化しています。

基準となった時期からどの程度増減しているのか、上昇や下落が続いているのかで判断することが重要です。

企業物価指数(CGPI)の主な変動要因

企業物価指数はどのような要因で変動するのかを解説します。

  • ・為替相場(円安・円高)
  • ・資源価格の変動

為替相場(円安・円高)

企業物価指数は為替相場の変動の影響を受けやすい傾向があります。

日本は多くの資源を輸入しており、ほとんどが米ドル建てで取引されていることから、円安や円高は企業物価指数の変動要因となります。

円安に動いた場合は資源自体の価格が変わらなくても輸入価格が上がるため、仕入れコストが増え、企業物価指数は上昇しやすい傾向があります。

円高に動いた場合は反対に輸入価格が安くなるため、仕入れコストが減少し企業物価指数は低下しやすくなります。

ただし、為替相場の変動のみが企業物価指数に影響を与えるわけではなく、資源価格や需給などさまざまな要因も関係します。

資源価格の変動

為替だけでなく、資源自体の価格も変動要因です。

日本は原油や天然ガス、レアメタルなど多くの資源を輸入しているため、資源価格の変動は企業の仕入れコストに影響を与え、企業物価指数にも反映されやすいです。

資源価格が上昇すると仕入れコストも増加し、消費者向けの商品価格に転嫁され、消費者物価の上昇圧力になる可能性があります。

反対に、資源価格が下落すると仕入れコストは低下するため、企業物価指数は下落しやすくなります。

ただし、コストを価格に反映しない場合は、企業物価指数への影響が限定的となることがあります。

企業物価指数(CGPI)に関するQ&A

企業物価指数に関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・企業物価指数はどこで確認できますか?
  • ・企業物価指数と消費者物価指数の違いは何ですか?
  • ・企業物価指数の上昇は何を意味しますか?

企業物価指数はどこで確認できますか?

日銀のホームページで確認可能です。

公表日時は基本的に調査対象月の翌月第8営業日(9月公表分は第9営業日)の8時50分です。

また、経済指標カレンダーやメディアでも確認できる場合があります。

企業物価指数と消費者物価指数の違いは何ですか?

企業物価指数と同じく物価を表す指数に消費者物価指数(CPI)があります。

消費者物価指数は消費者が購入する商品やサービスの価格変動を表し、企業物価指数は企業間で取引される商品の価格変動を表します。

どちらも物価の推移を表しますが、調査対象に違いがあります。

企業物価指数の上昇は何を意味しますか?

企業物価指数の上昇は企業間で取引される商品の価格が上昇していることを意味し、消費者物価の上昇につながる可能性があります。

ただし、企業物価指数の上昇が必ずしも消費者物価に影響を与えるとは限りません。

【まとめ】企業物価指数(CGPI)とは|意味・見方・公表日などをわかりやすく解説

企業物価指数(CGPI)とは日銀が調査・公表している指数で、企業間で取引されている商品の価格が過去と比べてどの程度変化したのかを表します。

上昇していると企業間での取引価格が増加していることを示し、反対に下落していると取引価格が低下していることを示します。

企業間の物価動向は将来の消費者物価に影響を与える場合があるため、物価やインフレの動向を測る参考指標の1つとして注目されます。

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