ロンドン証券取引所(LSE)とは|世界有数の金融市場の仕組みをわかりやすく解説
ロンドン証券取引所(LSE)はロンドンに拠点を構える取引所で、欧州最大級の規模を誇ります。
英国だけでなく世界中の企業が上場しており、国際的な資本調達の中心として多国籍企業や新興企業が集まるグローバルマーケットです。
本記事では、ロンドン証券取引所(LSE)の仕組みやよくある質問などを解説します。
株価指数のリアルタイムチャート
を確認したい場合は、リンクをクリックしてください。目次
- 1.ロンドン証券取引所(LSE)とは
- 2.ロンドン証券取引所(LSE)の代表的な株価指数
- 3.ロンドン証券取引所(LSE)に上場している代表的な銘柄
- 4.ロンドン証券取引所(LSE)に関するQ&A
- 5.【まとめ】ロンドン証券取引所(LSE)とは|世界有数の金融市場の仕組みをわかりやすく解説
ロンドン証券取引所(LSE)とは
ロンドン証券取引所(LSE)の特徴や市場構造について解説します。
- ・ロンドン証券取引所(LSE)の特徴
- ・ロンドン証券取引所(LSE)の市場構造(メイン市場・AIM市場)
ロンドン証券取引所(LSE)の特徴

画像引用元:LSE
LSEの特徴として、欧州最大級の証券取引所であることが挙げられます。
設立年は1801年と古く、世界100か国以上の企業が上場しています。
地図で上場企業の国籍の分布を見ると、欧州が2,000社以上と最も多い一方で、米州・アジア・アフリカなどさまざまな地域からも企業が上場していることがわかります。
ロンドン証券取引所(LSE)の市場構造(メイン市場・AIM市場)
LSEは、企業規模や成長段階に応じて2つの市場を有しています。
メイン市場は大型企業や成熟企業向けの主要市場で、上場銘柄数は1,000以上です。
メイン市場はさらに2つのカテゴリに分けられます(プレミアム上場、スタンダード上場)。
プレミアム上場は上場基準が厳しく、FTSE100はプレミアム上場銘柄で構成されています。
スタンダード上場はプレミアム上場に比べて上場基準が緩やかな点が特徴です。
その一方、AIM市場は新興企業向けの市場で、上場基準はスタンダード上場よりもさらに緩やかです。
上場企業にはノミネーテッド・アドバイザーと呼ばれる認定助言機関が割り当てられ、アドバイザーはガバナンスなどの分野で企業活動を継続的にサポートします。
ロンドン証券取引所(LSE)の代表的な株価指数
ロンドン証券取引所(LSE)の代表的な株価指数やリアルタイムチャートを紹介します。
- ・ロンドン証券取引所(LSE)の代表的な株価指数
- ・UK100(イギリス株価指数100)のリアルタイムチャート
ロンドン証券取引所(LSE)の代表的な株価指数
LSEの代表的な株価指数を2つ紹介します。
FTSE100
FTSE100
はLSEの上場銘柄のうち、時価総額・流動性の高い100銘柄で構成されます。海外で事業を展開するグローバル大企業が多く含まれ、業種はエネルギー・医薬品・防衛産業など多彩です。
代表的な構成銘柄として、HSBCやシェルなどが挙げられます。
FTSE All-Share Index
FTSE All-Share Indexは、FTSE100・FTSE250・FTSE Small Capの3指数を統合したもので、英国市場の時価総額の98~99%が反映されています。
- ・FTSE250:FTSE100に次ぐ規模の250銘柄で構成
- ・FTSE Small Cap:FTSE100やFTSE250に含まれない銘柄で構成
UK100(イギリス株価指数100)のリアルタイムチャート
- ※スプレッドは東京サーバーコースにある通貨/銘柄はTY3のものを表示しています。それ以外はNY4のものを表示しています。
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チャート上で、表示時間軸の切り替え・表示範囲の変更・価格の確認などができます。
ロンドン証券取引所(LSE)に上場している代表的な銘柄
LSEに上場している代表的な銘柄には、日本でもよく知られた企業が多数あります。
- ・英国企業
- ・その他の国の企業
英国企業
LSEに上場している企業には、日本でも知られる大企業が多くあります。
- ・HSBC:世界最大級の金融グループ
- ・シェル:世界最大級のエネルギー企業
- ・ユニリーバ:日用品や食品の大手
- ・ロールス・ロイス:航空エンジンの世界的なメーカー
その他の国の企業
英国企業以外にも、世界の有名な大企業が上場しています。
- ・Coca-Cola HBC AG(スイス):コカ・コーラ社の製品の販売等を担う企業
- ・BHPグループ(オーストラリア):世界最大級の総合資源会社
- ・CRH(アイルランド):世界的な建設資材メーカー
ロンドン証券取引所(LSE)に関するQ&A
LSEに関するよくある質問は、主に以下の通りです。
- ・ロンドン証券取引所(LSE)とNYSEの主な違いは?
- ・ロンドン証券取引所(LSE)の取引時間は?
- ・ロンドンフィキシングとは?
ロンドン証券取引所(LSE)とNYSEの主な違いは?
LSEとニューヨーク証券取引所(NYSE)はともに証券取引所ですが、さまざまな違いがあります。
時価総額の規模はNYSEが優位である一方、LSEに上場している企業の国籍は100か国以上であり、LSEは国際色豊かな取引所です。
ロンドン証券取引所(LSE)の取引時間は?
LSEの取引時間は現地時間の8時~16時30分です。
日本時間では17時~翌1時30分に相当し、夏時間は16時~翌0時30分です。
なお、LSEは24時間取引を視野に入れた取引時間の延長を検討していると報道されています。
ロンドンフィキシングとは?
ロンドンフィキシング
とは、金(ゴールド)などの貴金属や外国為替について、国際的な基準価格を決定するための手続きを指します。時刻はロンドン時間の16時(夏時間は15時)、日本時間の午前1時(夏時間は24時)で、この時間に取引が集中して値動きが活発になる場合がある点が特徴です。
【まとめ】ロンドン証券取引所(LSE)とは|世界有数の金融市場の仕組みをわかりやすく解説
ロンドン証券取引所(LSE)は英国の取引所で、欧州最大級の規模を誇ります。
英国だけでなく世界中の企業が上場しており、主に大型企業が上場するメイン市場と、新興企業向けのAIM市場の2つの市場区分を有しています。
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