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サービス産業動態統計調査とは|重要性・調査内容・公表日などをわかりやすく解説


サービス産業動態統計調査とは総務省の統計で、サービス産業の売上高や従業員数を毎月調査します。

企業の実績データを基に、サービス分野の景気動向を把握できます。

本記事では、サービス産業動態統計調査の目的、特徴、よくある質問などを解説します。

サービス産業動態統計調査とは

サービス産業動態統計調査の概要は以下の通りです。

  • ・サービス産業動態統計調査の目的と調査内容
  • ・サービス産業動態統計調査の公表日

サービス産業動態統計調査の目的と調査内容

サービス産業動態統計調査は、日本のサービス業の現状を把握するための経済指標です。

四半期国内総生産(GDP)をはじめとする各種経済指標の精度を向上させるために使用されます。

所轄官庁は総務省で、調査対象はおよそ13,000の企業とおよそ25,000の事業所(合計38,000)です。

調査項目は対象企業の売上高と従業員数で、調査は毎月実施されます。

サービス業を9つの大分類と30以上の中分類に分けており、どの分野で伸び率が大きいかなどの特徴を把握することもできます。

サービス産業動態統計調査の公表日

調査の結果は、速報と確報の2回に分けて公開されます。

  • ・速報:調査月の翌々月下旬までに公表
  • ・確報:5か月後の下旬までに公表

具体的な公表日程は総務省統計局のホームページで確認できます。

サービス産業の売上高の推移

ここではサービス産業の売上高の推移を紹介します。

20260225_サービス産業の売上高の推移

出典:総務省統計局

2025年11月(2026年1月発表)のサービス産業の売上高は、前年同月比で5.0%増加しました。

49か月連続の増加で、売上高が継続的に伸びている様子がわかります。

特に増加へ寄与した産業を3つ挙げると、以下の通りです。

大分類 伸び率 備考
サービス業(他に分類されないもの) 9.7% 17か月連続の増加
情報通信業 9.4% 44か月連続の増加
生活関連サービス業、娯楽業 8.1% 48か月連続の増加

サービス産業動態統計調査と他の経済指標の違い

サービス産業動態統計調査と他の経済指標の違いは、以下の通りです。

  • ・消費動向調査
  • ・景気ウォッチャー調査
  • ・サービス産業動態統計調査

消費動向調査

消費動向調査は消費者を調査対象とし、消費に対する意識や将来の見通しなどについて質問して集計します。

収入など具体的な数値でなく、調査対象者のマインドを調査します。

調査の結果は0~100の範囲で示され、50が判断の分かれ目の水準とされます。

景気ウォッチャー調査

景気ウォッチャー調査は景況感を示す経済指標で、調査対象は景気の動きに敏感な人々(小売店のスタッフや飲食店経営者)です。

現在の景気や将来の景気見通しについて質問し、結果を集計します。

調査の結果が50を上回る場合は前月より改善方向、50を下回る場合は前月より悪化方向を示します。

サービス産業動態統計調査

サービス産業動態統計調査は企業を調査対象とし、売上高と従業員数を調査します。

消費動向調査や景気ウォッチャー調査は調査対象者の感覚を集計しているのに対し、サービス産業動態統計調査は具体的な数字を集計しているという違いがあります。

また、消費動向調査や景気ウォッチャー調査は景気の方向性を示す一方、実際の収入等について具体的な水準は把握できません。

サービス産業動態統計調査はサービス業における拡大・縮小について具体的な水準を把握することができます。

サービス産業動態統計調査に関するQ&A

サービス産業動態統計調査に関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・サービス産業動態統計調査はどこで確認できますか?
  • ・サービス産業動向調査との違いは何ですか?
  • ・サービス産業動態統計調査を見る際の注意点はありますか?

サービス産業動態統計調査はどこで確認できますか?

サービス産業動態統計調査は総務省統計局のホームページで確認できます。

最新データのほか、過去の調査についても公開されています。

サービス産業動向調査との違いは何ですか?

サービス産業動向調査は2024年12月まで実施されていた調査です。

サービス産業動態統計調査は総務省所管の調査で2025年1月に始まり、以下の2つの調査を統合しています。

  • ・サービス産業動向調査(総務省所管)
  • ・特定サービス産業動態統計調査(経済産業省所管)

サービス産業動態統計調査を見る際の注意点はありますか?

サービス産業動態統計調査の調査対象企業は抽出されており、すべての企業で調査しているわけではありません。

また、日本の四半期国内総生産(GDP)に占めるサービス業の割合は高いものの、サービス産業動態統計調査での売上高の伸び率とGDPの伸び率が一致するとは言えない点にも注意が必要です。

【まとめ】サービス産業動態統計調査とは|重要性・調査内容・公表日などをわかりやすく解説

サービス産業動態統計調査とは、調査対象企業の売上金額や従業員数を毎月集計する統計で、サービス業の活動状況を把握できます。

日本の四半期国内総生産(GDP)に占めるサービス業の割合は高く、景気判断やGDP推計の基礎資料として活用されます。

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