ホーム » 用語解説登録 » WTI原油

WTI原油

WTI原油(West Texas Intermediate)とは、米国テキサス州とニューメキシコ州を中心に産出される、高品質で軽質・低硫黄の原油です。

ガソリンや軽油を効率よく精製できるため「軽質スイート原油」とも呼ばれ、暖房用燃料や航空燃料など幅広い用途があります。

ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の先物取引で活発に売買され、オクラホマ州クッシングが物理的な受渡拠点に指定されています。

強固なインフラに支えられた高い流動性と透明性により、WTI原油は世界の原油価格の代表的指標として確立されています。

欧州のブレント原油や中東のドバイ原油と並ぶ主要ベンチマークであり、その価格動向はエネルギー市場のみならず、世界経済や企業収益にまで多大な影響を及ぼします。

取引量の多さから投機マネーの流入も活発で、単なる商品相場を超え、インフレや地政学的リスクを映し出す世界経済のバロメーターとしての側面も持ち合わせています。

市場の先行きや景気動向を客観的に判断する上で、投資家や実需層が注目する指標の1つです。


この記事をシェアする