中国株サマリー(24日)

市場概況
続落、4カ月超ぶり安値 国有資本銘柄などに売り

 24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比1.28%安の3204.75ポイントだった。深セン成分指数は0.84%安の10920.33ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8026億9500万元だった。

 上海総合指数は終始マイナス圏でもみ合った。米債務上限問題や、半導体規制を巡る米中対立のリスク、中国経済の先行き不安などへの懸念が引き続き重荷。為替相場で米ドル高・人民元安が進み、中国本土からの資金流出も警戒された。指数は前場に下げ幅を縮小する場面もあったが、後場に入ると切り下げる展開となり、きょうの安値圏で終えた。終値ベースで今年1月13日以来、4カ月超ぶりの安値を更新した。

 セクター別では、保険、銀行、航空・空港運営、鉄道・道路、観光・ホテルなどが全面安。半面、電子化学品、太陽光発電設備、半導体、通信設備などが買われた。

 A株市場では、中国人寿保険(601628)、中国太平洋保険(601601)、中国鉄建(601186)、中国銀行(601988)など、中国国有資本銘柄の下げが目立った。中国政府が進める「中国の特色あるバリュエーション(企業価値評価)体系の構築」で恩恵を受けそうな国有資本銘柄が足元で買われていたが、市場の過熱をけん制する政府系メディアの報道が売りを誘った。京東方科技集団(000725)、科大訊飛(002230)などテクノロジー株の一角も安い。半面、半導体関連のTCL中環新能源科技(002129)、北方華創科技集団(002371)、ゲーム関連の三七互娯網絡科技集団(002555)、巨人網絡集団(002558)などが逆行高を演じた。

 上海B株指数は0.3%安の286.30ポイント、深センB株指数は1.62%安の1144.41ポイントだった。

OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 中国株サマリー(24日)