ＳＭＢＣ日興証券では、米国の債務上限交渉が難航していることを受けてリポートしている。交渉が妥結しなければ、6月前半か8月にもテクニカルデフォルトが発生するとみられている。ＳＭＢＣ日興では、デフォルトは回避されるとみているが、偶発的イベントも否定はできないとコメント。選挙は相対的ゲームで、仮にデフォルトが発生しても支持者の反発が小さい側が勝利する。この構図が民主・共和党の譲歩を阻んでいると考えている。万が一、テクニカルデフォルトが発生しても、2008年と同様に短期間に妥結が図られ、実際に元利払いが停止される債券の金額は限定されると予想している。ただし、その場合でもデフォルトを起こした汚点は歴史に残り、中期的な格付けの引き下げや、次回上限抵触時のリスクオフ圧力を高めると考えている。

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