ＳＭＢＣ日興証券では、5月の東京都区部コアCPI（生鮮食品を除く総合CPI）が前年同月比+3.2％となった結果から、6月23日公表予定の5月の全国コアCPIを前年同月比+3.2％と予想している。短期的には、全国コアCPIは年末にかけて前年同月比+1％台前半まで減速し、2023年度通期では前年度比+2％程度になると予想。長期的にはサービス価格が物価上昇要因になり得るとみている。慢性的な人手不足から今年の春闘で達成されたような賃上げが来年以降も持続する可能性があり、その場合には人件費比率の高いサービス業に物価上昇圧力がかかることが予想されるとコメント。今後に関しては、サービス価格主導で物価の基調が押し上げられるかに注目している。

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