中国株サマリー(2日)

市場概況
反発、6月の米利上げ見送り観測で地合い改善 不動産株などに買い

 2日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.79%高の3230.07ポイントだった。深セン成分指数は1.5%高の10998.07ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9406億2900万元だった。

 上海総合指数は高く寄り付くと、もみ合いながら上げ幅を拡大した。米国のインフレ圧力緩和を示す指標を受け、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを見送るとの見方が広がり、地合いの改善につながった。為替市場で米ドル高・人民元安が一服したことで、中国からの資金流出懸念がやや和らいだもよう。5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)などの悪化を受けて、中国当局による金融緩和など、景気刺激策に対する期待も買いを支えた。

 セクター別では、バッテリー素材、化学肥料が全面高。内装・建材、不動産開発・サービス、バッテリーなども高い。半面、造船が全面安となったほか、ゲーム、医療機器、医療サービス、漢方薬などが下げた。

 A株市場では、アニメーション制作会社の奥飛娯楽(002292)がストップ高。家電メーカーの海爾智家(600690)、美的集団(000333)、珠海格力電器(000651)、厨房機器メーカー杭州老板電器(002508)、不動産開発の保利発展控股集団(600048)、招商局蛇口工業区控股(001979)、万科企業(000002)などの上昇が目立った。半面、IT機器メーカーの曙光信息産業(603019)、オンラインゲーム会社の巨人網絡集団(002558)、鉄道車両の中国中車(601766)、インフラ建設の中国鉄建(601186)、中国中鉄(601390)、中国交通建設(601800)などが売られた。

 上海B株指数は1.3%高の274.22ポイント、深センB株指数は1.98%高の1113.45ポイント。

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