市場概況
（5日終値：6日3時時点）
ドル・円相場：1ドル＝139.75円（5日15時時点比▲0.32円）
ユーロ・円相場：1ユーロ＝149.71円（▲0.18円）
ユーロ・ドル相場：1ユーロ＝1.0713ドル（△0.0013ドル）
FTSE100種総合株価指数：7599.99（前営業日比▲7.29）
ドイツ株式指数（DAX）：15963.89（▲87.34）
10年物英国債利回り：4.208％（△0.052％）
10年物独国債利回り：2.381％（△0.069％）
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
（主な欧州経済指標） ＜発表値＞ ＜前回発表値＞
4月独貿易収支 184億ユーロの黒字 149億ユーロの黒字・改
5月スイス消費者物価指数（CPI）
前月比 0.3％ 0.0％
5月仏サービス部門PMI改定値 52.5 52.8
5月独サービス部門PMI改定値 57.2 57.5
5月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 55.1 55.9
5月英サービス部門PMI改定値 55.2 55.1
4月ユーロ圏卸売物価指数（PPI）
前月比 ▲3.2％ ▲1.3％・改
前年比 1.0％ 5.5％・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
（各市場の動き）
・ドル円は頭が重かった。時間外の米10年債利回りが3.75％台まで上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。5月31日の高値140.38円を上抜けて一時140.45円まで値を上げた。ただ、5月30日に付けた年初来高値140.93円がレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。
NYの取引時間帯に入ると5月米サービス部門PMI改定値が54.9と予想の55.1を若干下回り、5月米ISM非製造業指数が50.3と予想の52.2より弱い内容だったことが明らかに。米10年債利回りが3.65％台まで急低下したことで全般ドル売りが活発化し、一時139.25円まで値を下げた。
もっとも、米10年債利回りが上昇に転じるとドル円にも買い戻しが入り、139.82円付近まで下げ渋っている。
・ユーロドルは底堅い動き。4月ユーロ圏卸売物価指数（PPI）が予想を下回ったことでユーロ売り・ドル買いが先行。米長期金利の上昇に伴うドル買いが入ると一時1.0675ドルと日通し安値を更新した。
ただ、NY市場に入り低調な米経済指標が相次ぐと全般ドル売りが活発化。ラガルド欧州中央銀行（ECB）総裁が「物価圧力は依然として強い」と述べたほか、ナーゲル独連銀総裁が「基調的なインフレ圧力はあまりに高すぎる」「まだ数回の利上げが必要」などと発言したこともユーロ買いを促し、一時本日高値となる1.0722ドルまで値を上げた。
・ユーロ円は失速。日本時間夕刻に一時150.20円と日通し高値を付けたものの、ドル円の下落をきっかけに円買い・ユーロ売りが強まると149.23円と日通し安値を更新した。ただ、ユーロドルの上昇につれた買いも入ったため下値は限定的だった。
・トルコリラは対ドルで21.26リラ台まで下落し、史上最安値を更新した。また、対円では6.51円まで値を下げた。同国の新財務相にウォール街の元バンカーという経歴を持つシムシェキ元副首相兼財務相を充てる人事が発表されたことを受けて、市場では従来型の経済政策に回帰するとの見方が広がっていたものの、「織り込み済み」としてリラ売りが進んだ。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに小反落。前週末の米国株相場や本日のアジア株相場が上昇したことを受けて英株にも買いが波及したものの、終盤失速した。グレンコアやリオ・ティント、アングロ・アメリカンなど素材株が下落した。半面、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株は買われた。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。前週末の米国株相場や本日のアジア株相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行したものの、終盤失速した。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りが出た。個別ではザランド（3.80％安）やシムライズ（1.95％安）、ドイツ銀行（1.68％安）などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。ECB高官のタカ派的な発言が債券売りを誘った。
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ドル・円相場：1ドル＝139.75円（5日15時時点比▲0.32円）
ユーロ・円相場：1ユーロ＝149.71円（▲0.18円）
ユーロ・ドル相場：1ユーロ＝1.0713ドル（△0.0013ドル）
FTSE100種総合株価指数：7599.99（前営業日比▲7.29）
ドイツ株式指数（DAX）：15963.89（▲87.34）
10年物英国債利回り：4.208％（△0.052％）
10年物独国債利回り：2.381％（△0.069％）
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
（主な欧州経済指標） ＜発表値＞ ＜前回発表値＞
4月独貿易収支 184億ユーロの黒字 149億ユーロの黒字・改
5月スイス消費者物価指数（CPI）
前月比 0.3％ 0.0％
5月仏サービス部門PMI改定値 52.5 52.8
5月独サービス部門PMI改定値 57.2 57.5
5月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 55.1 55.9
5月英サービス部門PMI改定値 55.2 55.1
4月ユーロ圏卸売物価指数（PPI）
前月比 ▲3.2％ ▲1.3％・改
前年比 1.0％ 5.5％・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
（各市場の動き）
・ドル円は頭が重かった。時間外の米10年債利回りが3.75％台まで上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。5月31日の高値140.38円を上抜けて一時140.45円まで値を上げた。ただ、5月30日に付けた年初来高値140.93円がレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。
NYの取引時間帯に入ると5月米サービス部門PMI改定値が54.9と予想の55.1を若干下回り、5月米ISM非製造業指数が50.3と予想の52.2より弱い内容だったことが明らかに。米10年債利回りが3.65％台まで急低下したことで全般ドル売りが活発化し、一時139.25円まで値を下げた。
もっとも、米10年債利回りが上昇に転じるとドル円にも買い戻しが入り、139.82円付近まで下げ渋っている。
・ユーロドルは底堅い動き。4月ユーロ圏卸売物価指数（PPI）が予想を下回ったことでユーロ売り・ドル買いが先行。米長期金利の上昇に伴うドル買いが入ると一時1.0675ドルと日通し安値を更新した。
ただ、NY市場に入り低調な米経済指標が相次ぐと全般ドル売りが活発化。ラガルド欧州中央銀行（ECB）総裁が「物価圧力は依然として強い」と述べたほか、ナーゲル独連銀総裁が「基調的なインフレ圧力はあまりに高すぎる」「まだ数回の利上げが必要」などと発言したこともユーロ買いを促し、一時本日高値となる1.0722ドルまで値を上げた。
・ユーロ円は失速。日本時間夕刻に一時150.20円と日通し高値を付けたものの、ドル円の下落をきっかけに円買い・ユーロ売りが強まると149.23円と日通し安値を更新した。ただ、ユーロドルの上昇につれた買いも入ったため下値は限定的だった。
・トルコリラは対ドルで21.26リラ台まで下落し、史上最安値を更新した。また、対円では6.51円まで値を下げた。同国の新財務相にウォール街の元バンカーという経歴を持つシムシェキ元副首相兼財務相を充てる人事が発表されたことを受けて、市場では従来型の経済政策に回帰するとの見方が広がっていたものの、「織り込み済み」としてリラ売りが進んだ。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに小反落。前週末の米国株相場や本日のアジア株相場が上昇したことを受けて英株にも買いが波及したものの、終盤失速した。グレンコアやリオ・ティント、アングロ・アメリカンなど素材株が下落した。半面、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株は買われた。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。前週末の米国株相場や本日のアジア株相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行したものの、終盤失速した。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りが出た。個別ではザランド（3.80％安）やシムライズ（1.95％安）、ドイツ銀行（1.68％安）などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。ECB高官のタカ派的な発言が債券売りを誘った。
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DZH Finacial Research
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