ニューヨーク外国為替市場概況・6日 ドル円、小反発

市場概況
 6日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小反発。終値は139.63円と前営業日NY終値(139.58円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。日経平均先物の上昇につれた買いが入ったほか、米金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出て、24時前に一時139.99円と日通し高値を付けた。ただ、節目の140.00円に接近した場面では戻り売りなどが出たため、1時過ぎには139.58円付近まで押し戻された。
 もっとも、NY午後に入ると次第に値動きが鈍った。主要な米経済指標の発表がなく新規材料難となる中、来週の5月米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを控えて、積極的な商いは手控えられた。

 ユーロドルは反落。終値は1.0693ドルと前営業日NY終値(1.0713ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)が発表した4月のユーロ圏消費者予測調査で、1年先と3年先のインフレ期待がいずれも前月から低下したことが分かるとユーロ売りが優勢となった。米金利の上昇に伴うドル買いも入り、22時前には一時1.0667ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、1日の安値1.0662ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが入り1.0698ドル付近まで下げ幅を縮めた。ECBの利上げ継続観測が引き続き根強いことも相場を下支えした。

 ユーロ円は続落。終値は149.32円と前営業日NY終値(149.56円)と比べて24銭程度のユーロ安水準。日本時間夕刻に一時148.83円と日通し安値を付けたあとはじりじりと下値を切り上げて、24時過ぎには149.48円付近まで持ち直した。ただ、そのあとはドル円と同様に商いが細った。

 豪ドル円はしっかり。豪準備銀行(RBA)のサプライズ利上げを受けて、欧米市場でも堅調地合いが続いた。4時30分過ぎに一時93.26円と昨年12月以来約半年ぶりの高値を更新した。

本日の参考レンジ
ドル円:139.10円 - 139.99円
ユーロドル:1.0667ドル - 1.0733ドル
ユーロ円:148.83円 - 149.70円

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