中国株サマリー(7日)

市場概況
小反発、方向感とぼしく 3200ポイント挟んでもみ合う

 7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小反発。終値は前日比0.08%高の3197.76ポイントだった。深セン成分指数は0.6%安の10708.82ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8145億1200万元だった。

 上海総合指数は方向感に乏しい展開。小高く寄り付いた後、総じて心理的節目の3200ポイントを挟んだ一進一退の展開。前日に終値ベースで1月13日以来、およそ5カ月ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが相場を支えた。もっとも、中国経済の先行き不安が根強いなか、買いの勢いは限られた。指数は上値の重さが目立ち、マイナス圏に沈む場面もあった。なお、きょう発表された5月の貿易統計は、輸出が前年同月比7.5%減と市場予想の0.4%減から下振れし、3カ月ぶりにマイナスに転じた。

 セクター別では、観光・ホテル、文化・メディア、通信サービス、インターネットサービスが高い。半面、風力発電設備が全面安となったほか、バッテリー素材、バッテリー、太陽光発電設備、自動車などが下げた。

 A株市場では、三安光電(600703)、武漢光迅科技(002281)、立訊精密工業(002475)、欧菲光集団(002456)などテクノロジー株の一角が高い。旅行代理店の中青旅控股(600138)、映画館チェーン運営の万達電影(002739)、港湾運営の上海国際港務(600018)も買いを集めた。半面、自動車部品メーカーの浙江世宝(002703)、国軒高科(002074)、ビールメーカーの北京燕京ビール(000729)、医薬品メーカーの江蘇恒瑞医薬(600276)などが売られた。

 上海B株指数は0.56%高の274.32ポイント、深センB株指数は0.61%高の1117.80ポイントだった。

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