8日香港株=軟調か、米金融引き締め長期化の可能性を意識

市場見通し
 8日の香港市場は軟調か。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる中、前日の豪準備銀行(RBA)に続き、カナダ銀行(BOC)も予想に反して政策金利の引き上げを再開したことで、米国でも金融引き締め長期化の可能性が意識されている。前日のNY市場でハイテク株の一角が利益確定売りに押されたが、香港市場にも大型ネット株に売りが波及する可能性がある。

 中国経済の先行き不安も引き続き重荷となりそうだ。前日に発表された2023年5月の中国の米ドル建て貿易統計は、輸出が前年同月比7.5%減となった。3カ月ぶりにマイナスに転じ、市場予想の0.4%減から下振れした。半面、中国政府が景気対策を打ち出すことへの期待も根強く、下値を支えるだろう。

 7日のNY市場でダウ平均は続伸。出遅れ感があった景気敏感株を中心に買いが入った。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はまちまち。主力株ではHSBC(00005)、JDドットコム(09618)が香港終値を上回った半面、テンセント(00700)、AIAグループ(01299)、アリババ集団(09988)などが下回って引けた。

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