東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下値堅い

市場概況
 ドル円は下値が堅い。10時時点では139.03円とニューヨーク市場の終値(138.92円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。9時前に138.76円まで下落する場面があったが、一巡後は139円台へ切り返した。日経平均株価が3日ぶりの大幅反発で600円高近くまで買い先行となったことから、投資家のリスク志向改善を意識した円売りで139.08円まで円安・ドル高推移。週末の実質ゴトー日(5・10日)の実需フローが支援になったとの声もあった。植田日銀総裁が「政策の効果・副作用双方に目配りしてバランスの良い政策運営に努めたい」との見解を述べたが、為替の大きな反応につながらなかった。

 ユーロ円も上昇。10時時点では149.90円とニューヨーク市場の終値(149.80円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上下に連れた円相場の振れを受け149.64円まで小幅に下値を広げた後に反発。株価動向をにらみ149.96円まで円安・ユーロ高が進んだ。

 ユーロドルは小動き継続。10時時点では1.0782ドルとニューヨーク市場の終値(1.0782ドル)と比べて横ばいだった。株価動向を受けた円相場中心の展開で、対円でユーロとドルが並行して上昇。ユーロドルは引き続き昨日NY終値付近で動意が鈍いままだった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.76円 - 139.08円
ユーロドル:1.0780ドル - 1.0785ドル
ユーロ円:149.64円 - 149.96円

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