市場見通し
本日のNY為替市場のドル円は、米国5月の消費者物価指数(CPI)を見極めた後は、本日から明日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて動きづらい展開が予想される。
米5月CPIは前月比+0.2%、前年比+4.1%と予想されており、4月の前月比+0.4%、前年比+4.9%からの伸び率の低下が見込まれている。コア指数は前月比+0.4%、前年比+5.3%と予想されており、4月の前月比+0.4%と同じ、前年比+5.5%からは低下が見込まれている。
5月のCPIの伸び率の低下は、FOMCでの利上げ休止の可能性を高めることになるが、リスクシナリオは、予想を下回る低下だった場合に、7月のFOMCでの利上げの可能性を低下させることになる。
クリーブランド連銀の「ナウキャスト」のCPIの予想は、前年比+4.13%、コアCPIは同比+5.33%となっている。これまでのパターンでは、労働省が発表するCPIは、ナウキャストを下回る傾向にあることが確認されている。
すなわち、これまでのパターンでは、5月のCPIが4%以下となるネガティブサプライズの可能性もあることで警戒しておきたい。
もし、5月のCPIがネガティブサプライズの低下だった場合は、米連邦準備理事会(FRB)は、インフレ抑制手段を、これまでの10回に及ぶ利上げ路線から、FF金利5.00-25%という高金利維持に転換する可能性が高まることになる。
・想定レンジ上限
ドル円は8日の高値140.23円が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円は先週末9日安値138.76円が下値めど。
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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米5月CPIは前月比+0.2%、前年比+4.1%と予想されており、4月の前月比+0.4%、前年比+4.9%からの伸び率の低下が見込まれている。コア指数は前月比+0.4%、前年比+5.3%と予想されており、4月の前月比+0.4%と同じ、前年比+5.5%からは低下が見込まれている。
5月のCPIの伸び率の低下は、FOMCでの利上げ休止の可能性を高めることになるが、リスクシナリオは、予想を下回る低下だった場合に、7月のFOMCでの利上げの可能性を低下させることになる。
クリーブランド連銀の「ナウキャスト」のCPIの予想は、前年比+4.13%、コアCPIは同比+5.33%となっている。これまでのパターンでは、労働省が発表するCPIは、ナウキャストを下回る傾向にあることが確認されている。
すなわち、これまでのパターンでは、5月のCPIが4%以下となるネガティブサプライズの可能性もあることで警戒しておきたい。
もし、5月のCPIがネガティブサプライズの低下だった場合は、米連邦準備理事会(FRB)は、インフレ抑制手段を、これまでの10回に及ぶ利上げ路線から、FF金利5.00-25%という高金利維持に転換する可能性が高まることになる。
・想定レンジ上限
ドル円は8日の高値140.23円が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円は先週末9日安値138.76円が下値めど。
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DZH Finacial Research
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