市場概況
16日午後の東京外国為替市場でドル円は一段と上昇。17時時点では141.15円と15時時点(140.70円)と比べて45銭程度のドル高水準だった。日銀金融政策決定会合の結果公表を受けて上昇したドル円は、植田日銀総裁の会見中も買いが継続し、141.40円まで上値を伸ばした。ただ、前日につけた昨年11月以来の高値141.50円を試す動きには持って行けず、会見が終了すると140円後半まで利食い売りに押されるなど上昇が一服した。
なお、植田日銀総裁の会見内容にサプライズはなく、持続的・安定的な物価目標2%にはまだ達していないと、緩和策を継続する姿勢を示した。物価見通しが大きく変われば政策変更につながる可能性があるとしながらも、インフレ率が下がってしまった時の金融政策対応が難しいと政策の修正に慎重姿勢を示した。
ユーロ円は一段高。17時時点では154.44円と15時時点(153.92円)と比べて52銭程度のユーロ高水準だった。約15年ぶりの高値更新の動きが継続。クロス円の堅調地合いが続くなか、ドル円の上昇に連れて一時154.70円まで強含んだ。ポンド円は180.86円まで2015年12月以来の高値を更新し、豪ドル円は97.27円、NZドル円は88.02円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは小動き。17時時点では1.0942ドルと15時時点(1.0940ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。昨日の高値を上回り、1.0962ドルまで上値を伸ばしたが、ドル円のドル買いが加速したことや時間外の米長期金利の上昇も重しに伸び悩んだ。ただ、ナーゲル独連銀総裁の「夏休み以後も利上げを続ける必要があるだろう」との発言やバスレ・スロベニア中銀総裁の「7月も再利上げを予想」との発言が伝わるなか、下値の堅い動きが続いている。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.85円 - 141.40円
ユーロドル:1.0934ドル - 1.0962ドル
ユーロ円:153.09円 - 154.70円
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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なお、植田日銀総裁の会見内容にサプライズはなく、持続的・安定的な物価目標2%にはまだ達していないと、緩和策を継続する姿勢を示した。物価見通しが大きく変われば政策変更につながる可能性があるとしながらも、インフレ率が下がってしまった時の金融政策対応が難しいと政策の修正に慎重姿勢を示した。
ユーロ円は一段高。17時時点では154.44円と15時時点(153.92円)と比べて52銭程度のユーロ高水準だった。約15年ぶりの高値更新の動きが継続。クロス円の堅調地合いが続くなか、ドル円の上昇に連れて一時154.70円まで強含んだ。ポンド円は180.86円まで2015年12月以来の高値を更新し、豪ドル円は97.27円、NZドル円は88.02円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは小動き。17時時点では1.0942ドルと15時時点(1.0940ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。昨日の高値を上回り、1.0962ドルまで上値を伸ばしたが、ドル円のドル買いが加速したことや時間外の米長期金利の上昇も重しに伸び悩んだ。ただ、ナーゲル独連銀総裁の「夏休み以後も利上げを続ける必要があるだろう」との発言やバスレ・スロベニア中銀総裁の「7月も再利上げを予想」との発言が伝わるなか、下値の堅い動きが続いている。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.85円 - 141.40円
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DZH Finacial Research
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