香港株サマリー(19日)

市場概況
3日ぶり反落、利益確定売りが重荷 後場に下げ幅縮小

 週明け19日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.64%安の19912.89ポイントだった。中国企業指数は0.83%安6776.55ポイント。メインボードの売買代金は概算で1029億9000万HKドル。

 ハンセン指数は寄り付きで心理的節目の20000ポイントを割り込み、前場に一本調子で下げ幅を拡大。前週末終値は5月8日以来の高値圏だっただけに、いったん利益を確定する売りが広がった。16日のNY市場で米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化リスクが改めて意識され、ダウ平均などの主要3株価指数がそろって反落した流れを引き継いだ。ただ、後場に入るとハンセン指数はじりじりと下げ幅を縮めた。中国当局が打ち出す経済刺激策に対する期待が根強い上、ブリンケン国務長官が19日午後に中国の習近平国家主席と面会するとの米国務省の発表を受け、地合いが改善したもよう。

 ハンセン指数構成銘柄では、ネット株のアリババ集団(09988)、百度(09888)、テンセント(00700)、JDドットコム(09618)がそろって売られ、相場の重荷だった。不動産業の碧桂園(02007)と碧桂園服務(06098)、九龍倉置業地産(01997)、医薬ネット通販の阿里健康(00241)、スポーツ用品の李寧(02331)と安踏体育用品(02020)は急反落した。一方、中国政府系投資持ち株会社の中国中信(00267)、ミネラルウオーター大手の農夫山泉(09633)、香港不動産大手の恒基兆業地産(00012)が続伸した。前週末に安かったチャイナ・モバイル(00941)は買い戻された。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.30%安の4178.25ポイントと7営業日ぶりに反落。動画プラットフォームのビリビリ(09626)と快手科技(01024)の下げがきつい。電気自動車メーカーは蔚来集団(09866)が大幅に反落した一方で理想汽車(02015)と小鵬汽車(09868)が続伸した。

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