21日香港株=売り先行か、FRB議長証言前に米金融引き締め長期化警戒

市場見通し
 21日の香港市場は前日の米株安の流れを受け、売りが先行か。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を21-22日に控え、金融引き締めの長期化が警戒されそうだ。あすは端午節の休日のため香港市場と中国本土市場がともに休場となるだけに、持ち高を整理する動きも相場の重荷になり得る。

 中国人民銀行(中央銀行)は20日、事実上の政策金利とされる最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)を10カ月ぶりに0.1%引き下げた。ただ、市場では5年物金利の下げ幅が期待していたほどではなかったと受け止め方があり、買い材料視されなかったもよう。

 20日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は下げが目立ち、大型ネット株のテンセント(00700)とJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)、金融株のAIAグループ(01299)と中国平安保険(02318)、中国建設銀行(00939)が香港終値を下回って引けた。

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