中国株サマリー(21日)

市場概況
3日続落、3200ポイント割れ 連休を前にリスク回避

 21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。終値は前日比1.31%安の3197.90ポイントだった。深セン成分指数は2.18%安の11058.63ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆219億8000万元だった。

 上海総合指数は終始軟調に推移した。前場はマイナス圏でもみ合う展開だったが、後場に入るとほぼ一本調子で下げ幅を拡大。大引け間際に心理的節目の3200ポイントを割り込み、終値ベースで今月7日以来、2週間ぶりの安値を更新した。為替市場で人民元安・米ドル高が進み、中国本土からの資金流出への警戒感が引き続き重荷となったほか、中国景気の先行き不安がくすぶるなか、あすから始まる端午節連休を前に、リスクを回避する動きが加速した。

 セクター別では、ゲーム、文化・メディア、半導体、インターネットサービスなどが安い。半面、自動車部品、電力の一角が買われた。

 A株市場では、奥飛娯楽(002292)と三七互娯網絡科技集団(002555)がストップ安を付けたほか、曙光信息産業(603019)、富士康工業互聯網(601138)、武漢光迅科技(002281)など足元で買われていたテクノロジー株の下げが目立った。通信キャリアの中国聯合網絡通信(600050)は大幅に続落。半面、自動車部品メーカーの浙江世宝(002703)、石油メジャーのペトロチャイナ(601857)、シノペック(600028)、スマホ用光電子部品大手の欧菲光集団(002456)、家電メーカーの美的集団(000333)などが逆行高を演じた。

 上海B株指数は1.09%安の268.58ポイント、深センB株指数は0.87%安の1132.45ポイントだった。

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