22日午後の東京外国為替市場でスイスフラン円は一時過去最高値更新。スイス国立銀行（SNB）は市場予想通りに0.25％の利上げを行い、政策金利を1.75％に引き上げた。結果発表前に50bpの利上げ期待も流れたことで、スイスフラン円は一時変動相場制後の過去最高値更新となる159.20円まで上昇した。しかし、予想通りの利上げ幅だったことが伝わると158.32円まで戻した。
　
　ドル円は伸び悩み。17時時点では141.79円と15時時点（141.79円）とほぼ同水準だった。時間外の米10年債利回りが3.74％まで上昇したことなどもあり、ドル円は141.95円まで強含み、僅かに本日のレンジの上値を広げた。しかしながら、欧州株が全面安になっていることもあり、伸び悩んでいる。

　ユーロドルは神経質な値動き。17時時点では1.0994ドルと15時時点（1.0986ドル）と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。本日政策金利の発表がある、スイスや英国の通貨のクロスにかき乱され、ユーロドルは神経質な動きを繰り返している。一時1.1000ドルまで小幅に上値を広げたが、値動きは限定的。
　なお、ユーロポンドは英国のインフレが深刻なことで0.8621ポンドまで上昇、ユーロスイスフランはSNBの大幅利上げ期待で0.9791フランまで下落後、利上げ幅が予想通りとなると買い戻された。

　ユーロ円はもみ合い。17時時点では155.89円と15時時点（155.78円）と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。欧州株安を嫌気し上値は限られているが、ユーロポンドが堅調で、ユーロスイスフランも下落後は買い戻されたことでユーロ円は下値も支えられ、もみ合い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：141.61円　-　141.95円
ユーロドル：1.0980ドル　-　1.1000ドル
ユーロ円：155.62円　-　155.98円

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