東京外国為替市場概況・10時 ドル円 伸び悩む

市場概況
 23日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩む。10時時点では143.08円とニューヨーク市場の終値(143.11円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。日本の5月CPIの結果を受けて、昨日大きく値を上げたドル円にやや調整が入るも、142.95円を安値に下げ渋り、大幅反発した日経平均の動きも支えに143.10円台に持ち直した。ただ、日経平均がマイナス圏に転じ、時間外の米長期金利が低下してスタートしたことも重しに伸び悩んでいる。
 日本の5月コア消費者物価指数(CPI)は前年比+3.2%と予想の+3.1%を上回り、コアコアCPIも予想を上回る4.3%と1981年6月以来の伸びを記録した。

 ユーロ円は小動き。10時時点では156.75円とニューヨーク市場の終値(156.79円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。2008年9月以来の高値更新の動きが続いているユーロ円は高値圏の156円後半で小動き。昨日の高値156.93円を前に伸び悩み、157円大台を試す動きはいったんお預けとなっている。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0955ドルとニューヨーク市場の終値(1.0956ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。昨日に5月以来の1.10ドル台を回復するも、NYタイムで全般ドル高が進んだことで失速。本日これまでの東京タイムでは1.09ドル半ばでこう着し、ほとんど動意は見られていない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.95円 - 143.18円
ユーロドル:1.0953ドル - 1.0959ドル
ユーロ円:156.63円 - 156.83円

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