23日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では143.11円とニューヨーク市場の終値（143.11円）とほぼ同水準だった。下げに転じた日経平均が大幅値を下げると、一時142.81円まで売りで反応した。ただ、日米金融政策の格差を背景にドル円の先高感が根強く押し目買いを支えに下げ渋ると、対円以外の通貨に対してドル高に傾いた動きにも後押しされ143円台を回復した。

　ユーロ円は下落。12時時点では156.54円とニューヨーク市場の終値（156.79円）と比べて25銭程度のユーロ安水準だった。日経平均や香港株の大幅安を受けて最近の円安に調整が入り、156.34円まで下押した。

　ユーロドルはじり安。12時時点では1.0938ドルとニューヨーク市場の終値（1.0956ドル）と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。時間外の米10年債利回りは3.78％割れまでやや低下気味の動きとなったものの、リスクオフのドル買いも見られ、1.0932ドルまで小幅安となった。

　株安を受けてリスクに敏感な豪ドルは軟調な動き。豪ドル／ドルは0.6709ドルまで弱含み、豪ドル円は95.96円まで下値を広げた。日経平均、祝日明けの香港株ともに1.5％超安と大きく値を下げた。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円：142.81円　-　143.18円
ユーロドル：1.0932ドル　-　1.0959ドル
ユーロ円：156.34円　-　156.83円

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