東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、下げ幅拡大

市場概況
【訂正:本文142.45から143.45へ訂正します】

 23日午後の東京外国為替市場でユーロドルは下げ幅拡大。17時時点では1.0869ドルと15時時点(1.0932ドル)と比べて0.0063ドル程度のユーロ安水準だった。6月の仏サービス部門PMI速報値が市場予想の52.0を下回る48.0となり、景況の強弱を判断する節目50を下回る結果となった。同指標発表後に欧州債利回りが急低下、ユーロドルも連れ安となった。更に独の製造業、サービス業PMIもともに予想比を下振れたことで、ユーロドルは下げ幅を拡大し1.0854ドルまで下値を広げた。
 なお、独10年債利回りはPMI発表前の2.46%台から2.35%台まで急低下した。

 ドル円は弱含み。17時時点では142.88円と15時時点(143.41円)と比べて53銭程度のドル安水準だった。欧州のPMIが相次いで弱い結果となると、欧州金利の急低下に伴い、時間外の米金利も低下幅を大きく広げた。ドル円は16時前には143.45円まで上値を広げたが、米金利の低下により142.77円まで下げ、日通し安値を更新した。また、ダウ先物や欧州株が下げ幅を広げたことも、ドル円の重しになった。

 ユーロ円は大幅下落。17時時点では155.29円と15時時点(156.79円)と比べて1円50銭程度のユーロ安水準だった。欧州のPMI発表後はユーロドルとドル円がともに弱含んだことで、ユーロ円は発表前の156.70円近辺から155.06円まで売られ、大幅下落となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.77円 - 143.45円
ユーロドル:1.0854ドル - 1.0959ドル
ユーロ円:155.06円 - 156.83円

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