市場概況
(28日終値:29日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=144.30円(28日15時時点比△0.34円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.51円(▲0.17円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0915ドル(▲0.0038ドル)
FTSE100種総合株価指数:7500.49(前営業日比△39.03)
ドイツ株式指数(DAX):15949.00(△102.14)
10年物英国債利回り:4.316%(▲0.059%)
10年物独国債利回り:2.315%(▲0.041%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月独消費者信頼感指数(Gfk調査) ▲25.4 ▲24.4・改
6月仏消費者信頼感指数 85 83
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は伸び悩み。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がポルトガルのシントラで開催中の欧州中央銀行(ECB)フォーラムで「大半の当局者は年内にあと2回の利上げを見込んでいる」「連続利上げの可能性を選択肢から排除しない」と述べた一方、植田日銀総裁は「基調的インフレ率が目標の2%を下回っているため、金融緩和を続けている」と述べ、緩和維持の正当性を主張。日米金融政策の違いが改めて意識されると円売り・ドル買いが優勢となり、24時前に一時144.62円と昨年11月以来の高値を付けた。
ただ、そのあとは政府・日銀による円買い介入への警戒から伸び悩んだ。節目の145.00円やチャート上で重要なポイントである2022年10月27日の安値145.11円がレジスタンスとして意識された面もあった。
・ユーロドルは軟調。19時30分過ぎに一時1.0962ドル付近まで買われたものの、アジア時間に付けた日通し高値1.0963ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。ドイツやフランスなど欧州の主要国債利回りが低下したこともユーロ売り・ドル買いを誘った。NY市場に入ると全般ドル買いが活発化し、24時前に一時1.0897ドルと日通し安値を更新した。市場では「月末・四半期末を控える中、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測された」との指摘もあった。
・ユーロ円は上値が重かった。日欧金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ユーロ買いが先行すると、23時前に158.00円と2008年9月以来15年ぶりの高値を付けたものの、その後失速した。政府・日銀による円買い介入への警戒から、一時本日安値となる157.23円まで値を下げた。ユーロドルの下落につれた売りも相場の重し。
なお、ラガルドECB総裁はECBフォーラムで「基本シナリオ通りなら、7月に利上げする可能性が高い」「現時点では利上げ休止は考えていない」「コアインフレが低下している十分な証拠はない」などと発言した。
・ロンドン株式相場は続伸。前日の米国株や本日の日本株の上昇が相場の支えになった。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりしたほか、HSBCやバークレイズなど金融株に買いが入った。半面、アングロ・アメリカンやグレンコアなど素材株が売られた。
・フランクフルト株式相場は続伸。前日の米国株や本日の日本株の上昇を受けて買いが優勢となった。この日発表の7月独消費者信頼感指数(Gfk調査)は予想を下回ったものの、相場の反応は限られた。なお、個別ではシーメンス・エナジー(6.74%高)やザルトリウス(3.77%高)、ラインメタル(2.59%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。
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ドル・円相場:1ドル=144.30円(28日15時時点比△0.34円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.51円(▲0.17円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0915ドル(▲0.0038ドル)
FTSE100種総合株価指数:7500.49(前営業日比△39.03)
ドイツ株式指数(DAX):15949.00(△102.14)
10年物英国債利回り:4.316%(▲0.059%)
10年物独国債利回り:2.315%(▲0.041%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
7月独消費者信頼感指数(Gfk調査) ▲25.4 ▲24.4・改
6月仏消費者信頼感指数 85 83
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は伸び悩み。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がポルトガルのシントラで開催中の欧州中央銀行(ECB)フォーラムで「大半の当局者は年内にあと2回の利上げを見込んでいる」「連続利上げの可能性を選択肢から排除しない」と述べた一方、植田日銀総裁は「基調的インフレ率が目標の2%を下回っているため、金融緩和を続けている」と述べ、緩和維持の正当性を主張。日米金融政策の違いが改めて意識されると円売り・ドル買いが優勢となり、24時前に一時144.62円と昨年11月以来の高値を付けた。
ただ、そのあとは政府・日銀による円買い介入への警戒から伸び悩んだ。節目の145.00円やチャート上で重要なポイントである2022年10月27日の安値145.11円がレジスタンスとして意識された面もあった。
・ユーロドルは軟調。19時30分過ぎに一時1.0962ドル付近まで買われたものの、アジア時間に付けた日通し高値1.0963ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。ドイツやフランスなど欧州の主要国債利回りが低下したこともユーロ売り・ドル買いを誘った。NY市場に入ると全般ドル買いが活発化し、24時前に一時1.0897ドルと日通し安値を更新した。市場では「月末・四半期末を控える中、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測された」との指摘もあった。
・ユーロ円は上値が重かった。日欧金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ユーロ買いが先行すると、23時前に158.00円と2008年9月以来15年ぶりの高値を付けたものの、その後失速した。政府・日銀による円買い介入への警戒から、一時本日安値となる157.23円まで値を下げた。ユーロドルの下落につれた売りも相場の重し。
なお、ラガルドECB総裁はECBフォーラムで「基本シナリオ通りなら、7月に利上げする可能性が高い」「現時点では利上げ休止は考えていない」「コアインフレが低下している十分な証拠はない」などと発言した。
・ロンドン株式相場は続伸。前日の米国株や本日の日本株の上昇が相場の支えになった。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりしたほか、HSBCやバークレイズなど金融株に買いが入った。半面、アングロ・アメリカンやグレンコアなど素材株が売られた。
・フランクフルト株式相場は続伸。前日の米国株や本日の日本株の上昇を受けて買いが優勢となった。この日発表の7月独消費者信頼感指数(Gfk調査)は予想を下回ったものの、相場の反応は限られた。なお、個別ではシーメンス・エナジー(6.74%高)やザルトリウス(3.77%高)、ラインメタル(2.59%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。
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DZH Finacial Research
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