東京外国為替市場概況・17時 ドル円 伸び悩み

市場概況
 29日午後の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。17時時点では144.32円と15時時点(144.53円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。日米金利差を意識したドル買い円売りが続き、昨日高値144.62円を上抜けて144.70円まで上げ幅を拡大。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言も支えとなったか。FRB議長からは「理事会の大半が年末までに2回かそれ以上の利上げ実施を予想」「インフレ率が2%に戻るプロセス、まだ道のりは長い」との見解が示された。
 その後144.60円前後で上下していたところから、144.17円付近まで急落。昨年11月以来の145円台を前にし、本邦当局による介入警戒感も高まりつつあり、市場はかなり神経質になっているようだ。鈴木財務相からも「行き過ぎた動きがあるなら必要な対応を取る考えに変更ない」との発言が伝わった。

 ユーロ円は上値切り下げ。17時時点では157.53円と15時時点(157.45円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。欧州勢が参入するにつれてユーロ買い円売りが強まり、157.92円まで上昇した。昨日高値158.00円の前でやや伸び悩んでいたところに、ドル円が急に下げ足を速めると、つれて157.40円付近まで水準を落とした。

 ユーロドルは強含み。17時時点では1.0915ドルと15時時点(1.0894ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ高水準だった。1.08ドル後半で下げ渋ると、欧州勢はユーロ買いで参入。1.0920ドルまで買われ、僅かながら日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.14円 - 144.70円
ユーロドル:1.0881ドル - 1.0920ドル
ユーロ円:157.25円 - 157.92円

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