中国株サマリー(4日)

市場概況
小幅に3日続伸、人民元相場の先安観が後退

 4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に3営業日続伸。終値は前日比0.04%高の3245.35ポイントだった。深セン成分指数は0.35%高の11130.30ポイントと3営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9291億3200万元だった。

 上海総合指数は小安く寄り付き、前日終値を挟んで終日もみ合った。前日終値は6月19日以来およそ2週間ぶり高値だっただけに利益確定売りが出たものの、人民元相場の先安観が後退して買いが入り、相場全体の方向感を欠いた。中国人民銀行(中央銀行)が前日に続き、人民元相場の基準値を前日比で元高/ドル安水準に設定したことで、当局が人民元安の一段の進行を容認しない姿勢を示したとの見方が市場で強まったもよう。

 セクター別では、自動車や電機、半導体、コンシューマーエレクトロニクスが買われた半面、造船、太陽光・風力発電設備、医薬品販売、電力が売られた。

 A株市場では、自動車メーカーの広州汽車集団(601238)と重慶長安汽車(000625)が高い。自動車部品の浙江世宝(002703)がストップ高となり、同業の寧波均勝電子(600699)、安徽中鼎密封件(000887)も大幅に上昇。2023年6月中間決算が大幅増益となる見通しを明らかにした海能達通信(002583)もストップ高を付けた。監視カメラシステムの浙江大華技術(002236)は大幅に続伸した。一方、不動産開発の保利発展控股集団(600048)、家電の海信家電集団(000921)、造船の中国船舶重工(601989)が安い。銀行株の交通銀行(601328)、中国銀行(601988)、中国農業銀行(601288)はそろって続落した

 上海B株指数は0.01%高の269.83ポイントと続伸。深センB株指数は0.26%高の1155.84ポイントと4営業日続伸した。 

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